食育を目的として始めた、貸し農園による家庭菜園。前回の記事で触れた虫除けや天候の影響を受けにくくするなどを目的としたトンネルはキャベツ、白菜それぞれのレーンに作りました。
しっかり支柱を固定し、ネットもすき間なく張れた状態ですが、これからは秋の台風がやってくる可能性があります・・・。家庭菜園を始めてから、まだ台風の影響をほとんど受けず、ほとんどの野菜が順調に育ってきたのはラッキーだったと言えるのかもしれません。
念のため、ネットを留める固定ピンを増やして強度を高めました。今回育て始めた野菜たちはこのトンネルでなんとか雨風をしのいで育ってほしいと思います。
さつまいもの試し堀り
前回の記事でつる返しを行ったさつまいも。いろいろな品種がありますが、その中からシルクスイート(ねっとり系)、紅あずま(ほくほく系)の2品種を植えています。
「シルク」という名前の通り、なめらかな口当たりが大きな特徴。収穫直後は少し粉質ですが、貯蔵しておくと粘質でしっとりとした肉質になり、糖度もアップします。冷めてもおいしいというのも魅力です。
「ベニアズマ」は全国的に広く普及している品種で、特に茨城県や千葉県など関東地方で多く栽培されています。果皮は濃い赤紫色で、重さは230~500gほど。大きなものは700g以上にもなります。淡黄色の果肉は粉質でホクホクとした食感。繊維が少なめで甘味の強いさつまいもです。
前者は初めて食べた時の衝撃が忘れられないという点。それまでは、さつまいもがあまり好きではなかったのですが(パサパサした感じがどうも好きになれなかった)、これを食べて人生が変わりました(というのは言い過ぎですが)。
後者は王道のような存在。子どもが掘って食べることを考えると、やっぱり焼き芋のあの“ほくほく”感は外してほしくないという勝手な思いから選びました。
苗については、職場の大先輩に教えてもらった苗屋さんに予約して鮮度が高いものを手に入れることができました。今年のゴールデンウィーク終盤にマルチシートを貼り、その日に苗を植えています。
植えた直後はこんな感じでした。一旦枯れますが、苗が活着すれば、つるが伸び、葉が生い茂っていきます。1ヶ月半ぐらい経つとジャングル状態に…。
植えてから140日が経過。上から見るとわかりづらいですが、下のほうには所々で枯れ始めている葉が増えてきたので、試しに掘ってみます。実は品種別に植えた日をずらしており、1週間あとに植えた紅あずまは置いておき、まずはシルクスイートのほうから始めます。
試し掘りする一番端の株を確認。つるを持ち上げてみると、別の株のものと絡んでいることがわかります。写真だとわかりづらいのですが、マルチシートの穴から出ている部分を探します。
探し当てたら、若干長さを残してつるを切った状態に。さらにマルチも剥がします。写真の中央にあるつるを引っこ抜いて、その周辺の土を掘っていくと・・・。
予想以上に巨大化していました・・・。 バラバラの形の実が6つ、合計の重さは3kg近く。。特に右端のさつまいもはスーパーで売られているものよりも、恐らく3倍ほどの太さがあります。大きくなるほど甘さが薄まるイメージがありますが、実際どうなんでしょうか。(美味しく食べられる方法がわかりません)
この日はあまり時間がなかったため、試し掘りのみで終了。放置していたらさらに大きくなっていた可能性を考えるとここでやっといてよかった・・・。急いで他も掘ってみようと思います。