娘がお世話になっている美容院では、逃げる娘を追いかけまわしながら立ったまま切ってもらっていました。
しかし前回の報告で「入口近くに置いたイスに座って切ってもらうことができた」ことをお知らせしました。
さらにそれから1カ月。わたしが少し遅れて美容院に到着すると…
本物のイス(「セットチェア」とか「スタイリングチェア」などと呼ぶらしいです)に座っているではありませんか!
しかも楽しそうに笑ってます(娘が手をブンブン振るのは犬のしっぽと同じで、楽しいサイン)。
ママに押さえられながらではありますが、ハサミの怖さと、鏡に映る楽しさがせめぎ合って…
楽しさの勝ち!
自分が変わっていくようすを理解しているっぽいですね。
さらにそれから1カ月
その翌月も、ホラこのとおり。
当然のように座ってます。ママは肩を押さえなくても、横にいるだけでOK。
自分をしっかり見ています。
最重度の知的障害を持つ娘にとって鏡がどんな存在なのかわたしたちにはわかりませんが「姿が映るもの・自分を確認できるもの」という認識はあるようです。しかも「楽しいもの」として。
カットが終わり、大好きなドライヤーの風をあててもらえばもう最高!
楽しそうにしていた娘でしたが、大人たちが「もういいかな」という雰囲気を出すやいなや「帰るぞ!」と言わんばかりに店を出ていこうとします。
ケープをかぶってくれるようになったものの、切った髪の毛がチクチクして鬱陶しいのでしょう。
シャンプーしてもらえばいいのに~。次のステップはそこだね。美容師さんに洗ってもらうとすごく気持ちいいよ♪