月一の頻度で訪れている御殿場は避暑地として過ごしやすさだけでなく、美味しい食材も豊富。スーパーで目にする機会が増えてきたごてんば産コシヒカリやわさび。みくりやそばも一度食べるとやみつきになります。また豚肉や乳製品全般、高原ビール、馬刺しもいけます。
静岡県内でも関東から最も近い観光地であるため、中心部の幹線道路や施設は週末になると混み合うこともしばしば。
そんな中、我が家の行き先は、もっぱら渋滞や人混みを避けられる御殿場郊外のエリア。仮に市街地やアウトレットを表の御殿場と言うなれば、こちらは自分の中で裏御殿場と勝手に思っています。地名でいうと原里、玉穂、印野など国道246号線を境として北側に位置するこれらの地区には穏やかな空気がなんとなく感じられて好みなのです。
新型コロナの影響によって各地で制限されている中、毎年このエリアで開催されるイベントに行ってきました。
印野の「さつまいも掘り」
先ほど御殿場の美味しい食べ物を挙げましたが、外せないのが印野地区のさつまいも。品種は紅あずまという、さつまいも界では王道的な存在です。ほくほく派、ねっとり派とある中で最近はねっとりした品種の人気が高い傾向にあると思います。そんな中、印野のさつまいもは「焼き芋はやっぱりこれだよね」感があります。
毎年、9月下旬から10月上旬にかけて芋掘り体験を開催。昨年から参加しており、今年が2回目。地区内にはいくつか畑が点在しており、収穫状況に合わせて農家の方が案内してくれます。(今年は予定よりも早いペースで収穫されているのでこの日が最後かもということでした。)
収穫したさつまいもは受付で渡される袋に目一杯詰め込んで、これでなんと500円。芋好きの我が家にとっては嬉しすぎる価格です。掘ってから食べるまで、ある程度日にちが必要なのでまだ食べられません。解禁まで待ち遠しい。
同じく印野の「大船渡フェア」
農園から車で数分の場所にあるのが樹空の森という体験施設。敷地内には屋外遊具、ドーム型イベント施設、芝生広場を無料で利用できる他、パークゴルフ場、温泉施設など(こちらは有料)もあり、長時間過ごせるためお世話になっています。
こちらでは毎年10月初旬になると、岩手県大船渡市の名物である秋サンマが豪快に振る舞われるイベント(過去に大船渡市に派遣されていた職員の方々の縁で始まったそうです)が行われていましたが、今年は不漁の影響で残念ながら中止に。
衛生管理、製氷施設が充実する漁港には数々の鮮魚が水揚げされている中、サンマは漁獲量が多く、大船渡の水産業に欠かせない存在。こんな変わったギネス記録もあります。
温暖化や乱獲が影響しているサンマの不漁。今後も不漁が続けばこうしたイベントで使用しづらい状況になってくる可能性があります。
なお、今年は代わりに「大船渡フェア」という復興支援の取り組みが行われていました。敷地内のショップには銘菓かもめの玉子(ミニ)だけでなく、海鮮スープやサバ缶といった海鮮系の加工食品、わかめも販売されていました。
毎年恒例のイベントが少しずつ…
コロナの影響により「今年は中止」となってしまった毎年恒例のイベント。秋になって「今年も開催」とするイベントが少しずつ増えてきました。各々で事情は異なるものの、出来る限り続いていってほしい。と願った週末。
参加する側としても今後も起こり得る変化にあわせて楽しみたいと思います。