わが家の息子(9歳)はASD(自閉症スペクトラム)です。
今では使いませんがより分かりやすくということで、心理療法士の先生は「アスペルガー」という言葉で息子を表現されていました。
今回は息子が大好きなゲームによる弊害のお話です。
通級での懇談会にて
通っている通級では、我が子の悩みや出来るようになったことなど、他の保護者の方達とざっくばらんに話す機会があります。
そんな中で多いのが、ゲーム過多になってしまうお悩み。
我が家でも長い間ゲーム問題がありました。
ただ、臨床心理士の先生やカイロの先生に相談すると、子供のストレス発散になっているということも考えられるというお話も伺っていました。
そのため、やること(宿題)をやって学校の授業もしっかりついていける範囲で、平日もゲームを行ってよいことにしていました。
急な視力低下
学校の視力検査でA判定だった息子が、今回C・D判定になっていました。
眼科を受診すると、急激な視力低下なので『仮性近視』の可能性があるとのことでした。
◇ 仮性近視とは?
仮性(かせい)近視または偽(ぎ)近視というのは、仮(かり)偽(ぎ=いつわり)の文字でもわかるように、本当(真性)の近視ではなく、目の調節による一時的な近視のことをいいます。ただし、仮性近視でも目の緊張を取り除かないで放置していると、近視が進行する場合もあります。
◇ 仮性近視はどのように起こるのか?
焦点(ピント)をあわすには、眼球の中のレンズ(水晶体)がふくらんだり伸びたりします。このレンズを動かすための筋肉が毛様体筋です。毛様体筋が収縮することで水晶体が厚みを変え焦点を合わすことができます。この毛様体筋の過度な収縮により調節しすぎる状態(調節緊張状態)になるのが仮性近視です。 緊張した状態を長く続けていると、仮性ではなく本当の近視になることがあります。
緊張状態の毛様筋ほぐす点眼薬と飲み薬で、視力が回復するか様子を見ることになりました。
そして、先生から注意されたのは下記でした。
1.ゲームを長時間続けない
2.外で運動しよう(近くばかり見ないため)
親がいくら言っても聞きませんが、実害があると動くのが息子。自分でゲームを減らす計画を立てて実践です。
恐怖の点眼
今回問題だったのは点眼です。
恐怖心の強い息子は、点眼が大の苦手。点眼時は大暴れするため、いつも親が疲れてしまって指定の期間点眼が続きません・・・。
今までの息子とのやり取りの中で、こちらが無理に何かをやらせようとすると、『ママのせいでこんな目に合っている』という風に、問題がすり替わってしまう為、あくまでも自分で選択して点眼するという流れが、続けていくにはとても重要でした。
その為ぐずぐずと言い出した息子に、「点眼するかは自分で決めて」と言って見守っていると、眼鏡をかけるよりは良いという結論を自分で出し、しぶしぶ点眼をしました。
2種類あったので初日は1時間かかりました・・・。
その後もぐずぐず言う息子へ眼鏡にするか点眼するかを選ぶように言うと、怖いながらも点眼しました。
まとめ
ゲームの弊害でよく視力低下が言われますが、近くばかりを見続けて酷使すると『仮性近視』で視力が落ちるのだと知りました。
目は一生使うものなので、しっかり治療して適正なゲーム時間スケジュールして、大好きなゲームと良い関係で楽しめるようにしていきたいです。