美術館というと鑑賞と思ってしまいますが、実は色々なワークショップを開催しています。
今回はベルナール・ビュフェ美術館で行われた、ドライポイントのワークショップに娘と参加しました♪
ワークショップ 版画(ドライポイント)に挑戦!
開催日 : 8月10日(土)13:30-15:00
8月24日(土)13:30-15:00
開催場所 : ビュフェこども美術館
参加費 :500円(大人の方は別途美術館の入館料が必要です)
定員 :各日10名(要予約)
対象 :小学生以上〜どなたでも(大人歓迎です)
(とがった道具を使います。お子さんは保護者の方とご参加ください)
※材料はすべてこちらでご用意しますが、油性の黒インキをつかいますので、汚れを気にしなくていい服装、準備でお越し下さい。
「ドライポイント版画」は、銅の板にとがった道具で線を彫り、彫った線にインクを詰めて、重いローラーのついたプレス機で刷る版画の手法。線の強弱や密度でさまざまな表現ができます。ベルナール・ビュフェもたくさんの作品を制作しています。
今回は、コーティングした紙を使って、簡単にできるドライポイント作品づくりに挑戦しましょう。刷るときは、銅版画で使うプレス機を使います。
引用元:ワークショップ版画(ドライポイント)に挑戦! | ベルナール・ビュフェ美術館 | Bernard Buffet Museum
材料と道具
【彫るための道具】
・コーティングしたツルツルの紙
・鉛筆
・ニードル(とがった道具)
・消しゴム
【刷るための道具】
・布を巻き付けた棒(インクを伸ばすため)
・布(インクを拭くため)
・インク
【汚さないための道具】
・新聞紙
・ビニール手袋
まずは下書き!
今回のワークショップは、描くものが自由。
悩んだ末に、街を描くことにしました。
参考になる写真もないので困った・・・。
時間もないことなので、コーティングしたツルツルの紙に鉛筆で下書きを描き始めます。
そして彫り!
下書きの鉛筆の線を、ニードルで彫っていきます。
紙にニードルが引っかかったりと、なかなか難しい・・・。
紙のツルツルした部分を薄く剥いだり、二ードルを突き刺して、いろいろな表現ができます。
インクのせ!
今回は油性のインクを使う為、ゴム手袋をはめてインクをのせていきます。
彫った部分にインクが入ることで印刷できるので、布を巻き付けた棒でしっかりと細部も塗り込んでいきます。
お次は余分なインクを布で拭き取っていきます。
インクの拭き取り具合で、出来上がった版画の雰囲気も変わってきます。
刷り!
銅版画で使うプレス機で刷ります。
普段さわることがないので、気分が上がります♪
印刷に使う紙は、湿らせておくとインクが写りやすいようです。
下の写真の順番でセットして、準備完了!
プレス機のハンドルを一定のスピードで回します。
完成!!!!
紙を剥いだところはべた塗になりました。
筆圧によって線の強弱が出来たり、ペンとはまた違った表現がGOOD!!
今回は2枚刷ることが出来たので、刷り上がった作品を見て、微調整しました。
ここまでで、だいたい2時間ほどだったと思います。
まとめ
ドライポイントは実際には銅板に彫っていきますが、今回は紙を使って簡易で作品作りをしました。
紙と銅板で出来上がりの違いも気になるところなので、いつかやってみたい!
刷ってみないとどうなるかが分からないのが、版画の面白いところだと今回の体験で感じました。
なかなか家庭でできないことが、美術館ワークショップで体験できますよ!