うちのアスペ君 Part7 ~スキー~

わが家の息子(9歳)はASD(自閉症スペクトラム)です。

今では使いませんがより分かりやすくということで、心理療法士の先生は「アスペルガー」という言葉で息子を表現されていました。

今回は息子が小1からやっているスキーのお話です。

ある日『りたりこ発達ナビ』を読んでいると、気になる記事がありました。

この記事のリュウ太君は、まさに息子と同じ!!

息子は不器用で、一度にいろいろな動きをするのが苦手なようでした。

小学校2年生まで縄跳びができず、腕力がないことから鉄棒も大嫌いです。

スキーデビュー♪

夫も私もスノーボードが大好きだったので、せっかくだから子供たちとも雪山に行きたいと思い、息子が1年生になって白馬へ行きました。

スノーボードは滑れるようになるまでが大変。

息子の性格上、出来ないことが続くと嫌になってしまうのではないかということから、スキーをやることにしました。

幸い息子はスキーをやることに抵抗もなく、「お泊りやった~!!」」と言って喜んでその日を迎えました。

スキー初心者の両親では教えられないので、娘と2人でスクールに2日間お世話になりました。

すると1日目から初級コースをさっそうと滑る息子の姿が!!

スクール後も楽しいからと言ってリフト終了ギリギリまで滑りました。

その後も

あれから3年が経ち、今では我が家のスピード狂として、ゲレンデを滑り下りていきます。

最初こそターンが危うく人にぶつかりそうになっていましたが、今では人の通らないコースを見極めるまで成長しました。

今年もスクールで新たにパラレルターンを習得し、今は一生懸命練習中です。

ここまで滑れるようになったのも、『スキーが楽しい』という気持ちがあったからだと思います。

発達障害の子どもに向いている?

スキーを楽しむ息子を見て、発達障害の子どもに向いていると思った点がいくつかあります。

・最初からある程度滑れるので、挫折が少ない
・達成感がある
・少し難易度の高いコースを滑りきると、自信がつく
・雪国でない居住地の場合やる人が少なく、他人と比較して落ち込まない
・頂上や滑走中に見る景色が最高
・スピード感が気持ちいい
・激しい動きではないので、疲労感が感じにくい?
・リフトに乗っている時間は休めるので、長時間楽しめる
・いろいろなコースがあるので飽きない

もちろんすべての子に当てはまるわけではありませんが、多くの子どもが抵抗なく楽しめるスポーツの一つなのではないかと思いました。