2年前に網膜剥離になった私の母『トミちゃん(現在69歳)』が、またまたちょっと大変な目にあいました。
孫とスーパー銭湯に行った母。
血が流れるような光景(母の説明だとあまりよく分からないのですが・・・。)が左目の前に広がったため、急いで病院に駆け込んだそうです。
そこで医師から『網膜裂孔(もうまくれっこう)』という診断がされました。
網膜は、眼底と呼ばれる眼の奥一面に広がっている薄い膜状の組織です。眼の中に入った光が映し出される所で、カメラのフィルムまたは撮影素子に相当します。その網膜の亀裂や穴を「網膜裂孔〈れっこう〉」といい、「網膜剥離〈はくり〉」の主要な原因です。
網膜裂孔の原因と治療
担当した医師に原因を聞くと、下記とのことでした。
「眼球の中は『硝子体』というゼリー状のものがあり、老化とともに収縮する。その収縮で網膜が引っ張られて、網膜に穴が開くことがある。」
血のように見えたのは毛細血管が切れた為で、このままでは網膜剥離になるとのことでした。
またしても緊急で対処しないといけないとのことで、今回はレーザー治療です。空いた穴の周りをレーザーで止めて、これ以上穴が広がらないようにするとのことでした。
レーザーは糊のようなもので、すぐにつくわけではなく、定着するまで3週間ほどかかるので、首を振らないように過ごすように注意がありました。
仕事をしている母は、
「お風呂掃除の仕事をしていますが、出来ますか?」
と医師に質問しました。医師は、
「激しく首を振らなければ大丈夫でしょう。」
との回答が。
その後、仕事を控えろという家族と母と揉めましたが、医師から禁止されていないため、数日休んで仕事に行きました。
更なる母のピンチ!
レーザー治療後も今までと大きく変わらない生活をつづけた母ですが、突如、目に異変を感じました。
網膜がフワフワしている感じ。(あいかわらず説明が下手すぎる・・・。)
生憎のお盆休みで、通っていた病院がお休み・・・。そのため近くの設備のそろった病院へ行きました。
網膜剥離になっておりました。
右目に続いて左目もです・・・。(両目が網膜剥離になることは珍しいそうです。)
またまた緊急手術です・・・。
今回は、網膜剥離が起きている部分にシリコンを縫ったそう。(母の説明は相変わらず意味不明です。)
「ものすご~~~~く痛かった。」
と言って、手術後に疲れ果てた母の姿が・・・。そして、
「私が甘かった・・・。もう手術は嫌だ・・・。」
との言葉が。
可哀そうだけれど、確かに周りの反対を押し切って働いたのは母です・・・。
改めて感じたこと
現在自宅でおとなしく療養している母の目の状況は、まだぼんやりとしか見えていないとのこと。
網膜裂孔の際は、私も一緒に医師の説明を聞いて「首を激しく動かさなければ働いてもいい」という言葉を聞きました。
母のようにのんきな人は、その言葉で働くよなぁとも思ってしまいます。
そこで感じたのは下記です。
1.医師が「大丈夫」と言っても鵜呑みにしない
2.条件付きの安静なら、ちゃんと安静にしたほうがいい
仕事を休めないというのはとても責任感があると思うけれど、やはり自分の体を第一に慎重に行動したほうがいいと思いました。
後日、母が
「そういえば飛蚊症が激しかったかも・・・。」
と言っていました・・・。
今回は素早い行動をとれたけれど、結局最善の行動とはいきませんでした。
自分の体の変化には敏感になりたいと思います。