ジュゴンって本当にいるの? そうだ!大浦湾に行こう。~行きあ旅ばっ旅~

アオサンゴ群集@大浦湾 -a colony of Blue Coral at Ourawan,Okinawa-

名護市東海岸に位置する大浦湾は,大浦川河口からリーフまでのおよそ5kmの間に,マングローブ,海草藻場,サンゴ群落,砂地,泥場,岩礁など,多様な表情を持つ海です。多様な環境には,それぞれに多様な生き物たちの暮らしが育まれ,大浦の海は豊かな自然で彩られています。

『すなっくスナフキン』は,この大浦湾をホームグラウンドとしてダイビングを楽しんできました。しかし今,この海の将来は不安定な状態にあります。私たちは,大浦の自然を映像として記録に残し,多くの人に知ってもらうための活動を始めました。

美しい海、瀬嵩の浜(せだけのはま)

グラスボートも終わり周辺をドライブ。

「この美しい海をジュゴンの保護区に!」という看板がありました。「ビーチクリーンしています」近隣の保育園児が書いた看板のようです。

海をみたいので車をとめて海まで歩きます。

瀬嵩の浜、保育園児がビーチクリーンをしてくれているようです。キレイです!!!

白浜の右側に見える岩、その先には奇岩エリアがあります。波は静かです。小魚も泳いでいます。水も冷たくありません。泳げるかも!

奇岩好きにはたまりません?
広大な奇岩エリアです。時間帯によっては満潮で見られないかも!

瀬嵩の浜

目印は郵便局とジュゴンの看板!

わたしたちに今できること

私のように思い立ったら吉日精神で現地に行かなくてもできることはたくさんあります。

ジュゴンについて、環境問題について、辺野古移設について、現地に住む人の気持ちに、思いを馳せて考えることはいつでも誰でもどこにいてもできるからです。

ZAN ~ジュゴンが姿を見せるとき~の出演者でプロデューサーの木佐美有氏は映画鑑賞会のトークショーで刺すような鋭い眼差しで言われました。

「当たり前の生活は何かの犠牲によって成り立っている」

そうです。私たちが「仕方がない」とあきらめて何も考えずに流れに任せたまま、当たり前の日常を送っている中で「何か」が犠牲になっているのです。その現実を想像できますか?犠牲になるものを例としてあげられますか?本当にたくさんあるはずです。

ドリアン助川氏も続いてこのようにおっしゃいました。

『個人としてどう生きるかだ。好きか嫌いかをはっきりさせる、言えないことで何かに巻き込まれているからだ』

最後に木佐美有氏はこう言いました。

「自分の頭の中で、自分の意見をしっかり持つこと」

自分の意見を持って生きるのと、なにも考えずにただ流れに身を任せて生きていているのも、どちらもいいも悪いもないと思う。

ただ考えないことで何かが犠牲になっているのだとしたら、それでも「何も考えないこと」をわたしたちは人生において選択していきますか。考えない大人の行動が100年先の子どもたちを苦しめることになりませんか。考える大人の選択で地球の裏側の今にも消えてしまいそうな子どもたちの命を救うことができるかもしれません。

自分の目の前にある何気ない日常は何かが犠牲になっているかもしれないという視点に立って考えられる機会や気づきを広め、世の中の表とウラそしてグレーも含めじっくり考えて自分の意見を持って行動できる世の中に変えていきたいです。

美しい沖縄の海でジュゴンがゆうゆうと泳ぎ亀と一緒に海草を食べる姿を想像すればまさにそれは「平和」そのものです。私たちが何も考えない「選択」から考える「選択」をすることで、沖縄に生息する平和の象徴ジュゴンを絶滅から救えるかもしれないのです。

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