東松島市を流れる一級河川、鳴瀬川で江戸時代から続く流灯。今年の開催は8月16日(火曜日)です。
鳴瀬流灯花火大会は、約1,000発の豪快な花火と灯籠流しをまとめて楽しめる、宮城県で大人気の花火大会。特設ステージでは太鼓や三味線、カラオケ大会などの芸能ショーが楽しめる、なんとも盛りだくさんな夏祭りなのです。
このお祭りの起源は江戸時代天保年間。大飢饉で上流から流されてきた数多くの遺体の霊を慰めるために行われた灯籠流しがはじまりと言われています。その後、大正時代には流灯にあわせて花火大会が開催されることになりました。花火大会としてだけでも約1世紀の歴史のあるお祭りなのです。
東松島市は東日本大震災で大きな被害を受けました。鳴瀬川の河口付近は、右岸の野蒜も左岸の小野も大変な犠牲を強いられた地域です。
震災の後は、慰霊と復興の祈りをこめた祭りとして引き継がれています。
慰霊と祈りの込められた1,000発の花火、そして灯籠流し、さらに地元の人たちによる演芸ショー。「おのくん」のふるさとの空を彩る花火と流灯。光がつむぐ物語を味わいに、ぜひお越しください。
鳴瀬流灯花火大会会場
鳴瀬流灯花火大会
開催:平成28年8月16日(火)小雨決行、荒天時は翌日に延期
場所:鳴瀬川左岸(東岸)鳴瀬大橋上流の河川敷
アクセス:JR仙石線「陸前小野駅」から徒歩15分
流灯開始時間:19:00
打ち上げ時間:20:00~20:30