2016年4月5日 今日の東電プレスリリース

4月5日(火曜日)に公開された「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」。前日からの変化や変更点から、事故原発がおかれている状況を考えます。

「日報」に登場する主な施設(Google Mapに加筆)

※ 情報を追加して更新します

1~6号機

◎日報に新規事項の記載なし

◆1号機
・復水貯蔵タンク(CST)を水源とする淡水を原子炉へ注水中
・原子炉および原子炉格納容器へ窒素封入中
・原子炉格納容器ガス管理システム運転中
・使用済燃料プール循環冷却系停止中
・1号機ディーゼル発電機(B)室、1号機所内ボイラー室の滞留水を1号機タービン建屋地下へ断続的に移送実施中
・1号機原子炉建屋地下から集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋)へ高濃度滞留水を移送中

◆2号機
・復水貯蔵タンク(CST)を水源とする淡水を原子炉へ注水中
・原子炉および原子炉格納容器へ窒素封入中
・原子炉格納容器ガス管理システム運転中
・使用済燃料プール循環冷却系運転中
・増設廃棄物地下貯蔵設備建屋の廃樹脂貯蔵タンクエリア、廃スラッジ貯蔵タンクエリアの滞留水を、2号機廃棄物処理建屋へ断続的に移送実施中
・2号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設へ高濃度滞留水を断続的に移送実施中

◆3号機
・復水貯蔵タンク(CST)を水源とする淡水を原子炉へ注水中
・原子炉および原子炉格納容器へ窒素封入中
・原子炉格納容器ガス管理システム運転中
・使用済燃料プール循環冷却系運転中
・増設廃棄物地下貯蔵設備建屋の廃樹脂貯蔵タンクエリア、廃スラッジ貯蔵タンクエリアの滞留水を、3号機廃棄物処理建屋へ断続的に移送実施中
・FSTR建屋から3号機廃棄物処理建屋の滞留水移送については断続的に移送実施中
・3号機タービン建屋地下から集中廃棄物処理施設へ高濃度滞留水を断続的に移送実施中

◆4号機
・原子炉内に燃料なし
・2014年12月22日、使用済燃料プールに保管されていた全ての燃料の移動作業が終了

◆5号機
・冷温停止中(燃料は全て使用済燃料プールに保管中)
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中

◆6号機
・冷温停止中(燃料は全て使用済燃料プールに保管中)
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中

共用プール

◎日報に新規事項の記載なし

・使用済燃料プール冷却浄化系運転中
・共用プール低電導度廃液受タンク水について、同タンクから集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋)へ適宜移送を実施

水処理設備および貯蔵設備 セシウム吸着装置、RO淡水化装置を「運転中」

その他の項目に新規事項の記載なし

・第二セシウム吸着装置(サリー)停止中
・多核種除去設備(ALPS)停止中
・増設多核種除去設備停止中
・高性能多核種除去設備停止中
・モバイル型ストロンチウム除去装置停止中
・第二モバイル型ストロンチウム除去装置停止中

サブドレン・地下水ドレン 一時貯水タンクDからの排水準備が進む

※サブドレン他水処理施設について、一時貯水タンクDの分析結果[採取日3月30日]について、運用目標値を満足していることを確認。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)2016年4月5日|福島原子力事故に関する更新|東京電力ホールディングス株式会社

※ 一時貯水タンクは浄化後のサブドレン・地下水ドレン水を海洋排出前に一時貯水するもので「サンプルタンク」とも呼ばれる。

中央の建物がサブドレン他浄化設備。左のタンクが1基1000トン容量の一時貯水タンク(左上から下にA、B、C、D…の順で右下の1基は別用途:RO濃縮水処理設備)(Google Mapより)

サブドレン・地下水ドレン浄化水の詳細分析結果(3月2日採取分)

※ トリチウム濃度は東京電力の分析で「630Bq/L」、第三者機関の日本分析センターの分析で「620Bq/L」。運用目標は1,500Bq/L

サブドレン・地下水ドレン 浄化水の加重平均サンプル分析結果(2016年2月分)排水のトリチウム濃度は1月分の約2倍に上昇

※ 加重平均サンプルとは、排水前に採取した試料を各回の排水量に比例した割合で混合した試料のこと。トリチウム濃度は東京電力の分析で「570Bq/L」、第三者機関の日本分析センターの分析で「580Bq/L」。1月分は両者とも280Bq/Lだった。東京電力が設定する運用目標は1,500Bq/L。2016年2月の排水は20回で累計15,492トン

サブドレン・地下水ドレン 集水タンクの分析結果(3月27日採取分)

※ 集水タンクはサブドレン・地下水ドレンから汲み上げた水を浄化施設に送る前に貯えておくタンクのこと。

なぜか海の近くに設置さた集水タンク。タンク下部には目隠し(Google Mapより)

地下水バイパス 通算110回目の海洋排水を開始

※地下水バイパス一時貯留タンクグループ3の分析結果[採取日3月23日]について、運用目標値を満足していることを確認。4月5日午前10時16分より海洋への排水を開始。なお、排水状況については、同日午前10時36分に漏えい等の異常がないことを確認。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)2016年4月5日|福島原子力事故に関する更新|東京電力ホールディングス株式会社

H4,H6エリアタンク周辺観測孔(周辺排水路含む)の状況、タンクパトロール結果

◆最新のパトロール