北九州市小倉北区で本場仙台牛タン炭火焼専門店としてがんばってる「仙臺屋」さんが、こんなお知らせをシェア。
北九州市民の憩いの場、紫川に設えられた水上ステージで「紫川大歌声喫茶」が今年もオープン。昨年も3月11日に開催されたこの催し、市民たちによる復興応援ソングの大合唱のほか、宮城県人会のみなさん(もちろん仙臺屋さんも)による芋煮のお振る舞いやチャリティ販売も行われるそうです。
知らせてくれた仙臺屋はこんなお店です。
ところで、新聞の左には北九州空港発で釜石を巡る市交通局主催のツアー記事も。こちらも注目です。読んでみると……なるほど、北九州と釜石は同じく鉄の都。官営八幡製鐵所の操業には釜石製鉄所の応援が欠かせなかったといいますし、世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」にも、北九州の八幡製鐵所と釜石の橋野鉄鉱山が揃って登録されていますから、遠くても近しい町なのですね。(北九州市の職員が釜石市に派遣されているのは初めて知りました)
北九州市では小倉北区の繁華街「サンロード商店街」の飲食店で、東日本大震災の復興支援イベント「届け!東北へ」も開催されるそうです。小倉経済新聞さんの情報によると、
被災地で捕れるサンマ、ホタテ、カキなどを現地の水産加工会社から仕入れ、同商店街近隣の飲食店が期間限定のメニューを用意する。
(中略)
参加店は、「焼き鳥権兵衛」「大邱食堂」「鳥松」「マンジャーレ」「バールE」「コンテナ」「鉄板焼きen」「インザバーク」「焼き鳥ケンタ」「KCB342」「クッチーナ・ディ・トリヨン」「ヤーマン」「ブッチャー」「古夢」「酔小」(以上魚町3)、「チョコレート」「居酒屋 翔」(以上魚町2)の17店。
日本中のいろいろな町で、東北への思いがつながっています。あなたの町の情報もぜひ教えて下さいね。
生まれ故郷の東北が未曾有の災害に遭いました。被災地に出向いてみても、手をこまねいて何も出来ない自分が悔しくてなりませんでした。
そんな時ふと思い立ったのが、故郷仙台の牛タン屋を北九州の地でやってみようというアイデアでした。
徹底的に仙台の味にこだわって、北九州の人たちに堪能して貰う。
私たちが出来ることはそれだけだ。そう思ったら、俄然情熱が心の内に沸き上がりました。
本場の牛タンを遠く離れた九州の人たちに食べて貰う。
それだけです。
でもそれだけのことが、きっといつの日か東北と九州の人たちを繋げることだと信じて、牛タン屋をオープンしようと思い立ちました。
2012年3月吉日