【あぶない!】水没した自動車は感電や自然発火の恐れあり

自動車が水没した際の記事がアップされていたので関連して非常に重要な情報を!

トヨタ自動車の「レスキュー時の取り扱い」に記載された高電圧バッテリー搭載車の作業時の注意喚起表示

台風18号とその後の豪雨が日本中に大きな被害をもたらしていた9月11日、国土交通省が緊急の注意喚起を発表しました。その後、ネットやニュースでも取り上げられたのでご存知の方も多いと思いますが、非常に重要なのであらためてメモっておきます。

水没した自動車は感電や火災の恐れがあります!

上の画像のそのままですが、国交省の注意喚起を引用します。

水に浸った車両は、外観上問題がなさそうな状態でも、感電事故や、電気系統のショート等による車両火災が発生するおそれがありますので、以下のように対処して下さい。

1.自分でエンジンをかけない。
2.使用したい場合には、お買い求めの販売店もしくは、最寄りの整備工場にご相談下さい。特に、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)は、高電圧のバッテリーを搭載していますので、むやみに触らないで下さい。
3.なお、使用するまでの間、発火するおそれがありますので、バッテリーのマイナス側のターミナルを外して下さい。

※外したターミナルがバッテリーと接触しないような措置(テープなどで覆う)をして下さい。
(注)JAF[一般社団法人日本自動車連盟]及びJAMA[一般社団法人日本自動車工業会]のHP において、同様の注意喚起がされておりますので、ご参照下さい。

引用元:自動車:浸水・冠水被害を受けた車両のユーザーの方へ - 国土交通省

若干、切迫度が不足しているような書きぶりですが、冠水・浸水した自動車は極めて危険です。東日本大震災では津波に浸かった自動車が、水が引いた後もクラクションが鳴り続け、さらに数日後に自然発火するといったケースが頻繁に見られました。これは電気系統の漏電によるものと考えられています。電気が漏れている状態ですから感電の危険もあります。

またクルマの床面(ドアの下端)以上に浸水した場合には、エンジンの吸気系に水が入っている恐れがあり、そのままエンジンをかけるとクルマが壊れてしまう(エンジンが割れる)可能性もあります。エンジンの破損が原因で火災が発生するケースもあります。クルマが水に浸かってしまったら、エンジンはかけない。移動させる必要がある場合にはシフトレバーをニュートラルに入れて押して動かす。このことを絶対に忘れないで下さい。「動くかどうか試してみよう」は厳禁です。

また、漏電による火災を起こさないためにはバッテリーのマイナス側のターミナルを外し、外したターミナルがバッテリーと接してショートしないようにテープで止めるなどの措置を行ってください。

冠水・水没した自動車は非常に危険なものです。自分で動かそうとはせずに、安全のための措置をとった後は、自動車販売店やJAFなどに連絡してしてください。

ハイブリッド車や電気自動車には触らないで!

ここまでは通常のガソリン車やディーゼル車についての注意ですが、さらに注意が必要なのは最近普及してきたハイブリッド車や電気自動車が冠水してしまった場合です。これらの車両には高電圧・大容量のバッテリーが搭載されているため非常に危険です。

もちろんハイブリッド車や電気自動車は感電を防止するための対策が講じられていますし、国際基準にも適応しています。しかし、一般家庭のコンセントが100Vなのに対して、ハイブリッド車や電気自動車は約200V~650Vと生命に危機を及ぼす電圧が利用されています。通常の状態では安全でも、冠水・浸水した場合には、水が引いた後にも漏電やショートの恐れがあります。

事故や災害時のレスキューを行う消防隊員を対象に、ハイブリッド車の事故時の取扱い研修が行われているほどです。レスキューのプロでも特別な研修を受けているのです。たとえばハイブリッド車ではハイブリッドシステムが停止した後も10分ほど高電圧が残るケースがあるようです。レスキュー隊の手順にも、システムを停止させた後10分ほどの待機時間をおくように記されています。こんなこと、知識がなければ分かりませんよね。もちろん車種による対処方法の違いもあります。素人が手を出すの危険です。触らない。近寄らない。専門知識のある販売店やJAFに任せる。このことを忘れないで下さい。

くれぐれも冠水・浸水したハイブリッド車、電気自動車にはご注意を!