続く長雨の影響か、K排水路排水口から堰を越えた水がまたも海洋に漏洩

9月7日に続く太平洋への汚染雨水漏洩

「またしても」が2日のうちに繰り返されることになった。

東京電力が毎日、事故原発の状況をリポートして発表している「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」9月10日付の下から2項目を引用する。

※K排水路の排水については、同排水路内に堰を設けて、移送ポンプを設置し港湾内に繋がるC排水路へ移送しているが、9月9日、K排水路に設置したカメラ映像を確認したところ、降雨の影響により、午前0時28分から午前2時34分および午前3時58分から午前4時24分の間で雨水が堰を乗り越え、外洋側へ一部排水されていることを確認。その後は、K排水路内の雨水は全てC排水路に移送しており、外洋への排水はなし。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力|東京電力 平成27年9月10日

前日にあたる9月9日の午前0時28分から2時間6分、さらに午前3時58分から26分間にわたり、K排水路排水口付近の堰から汚染された可能性のある雨水が堰を越えて海洋へ(直接太平洋へ)流出していたことが発表された。

この間、発表されたのは10日付の「日報」の他には、東京電力の「写真・動画集」に公開された動画のみで、説明資料はない。何か事が起きた際に速報される報道関係各位一斉メールも、報道配布資料での発表も10日23時現在ない。それどころか「福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果」10日付の発表も行なわれていない。

情報公開の姿勢を疑われても仕方がない状況を、国民は、地元の人たちは、サブドレン計画を容認した地元漁業関係者はどう考えればいいのだろうか。

海への越流による漏洩が発生した9日、東京電力は「サブドレン他水処理施設の排水開始は9月14日の予定」であることを「海側遮水壁閉合作業について」との資料末尾に欄外注の形で発表している。