雪崩による被害が道路でも数多く発生しています

今シーズンもまた、多くの道路で雪崩による被害が発生しています。山形県の道路では大規模な雪崩が相次いでおり、つい先日も国道が通行止めになったそうです。

山形で発生した先日の雪崩では幸いなことに人的被害はなかったものの、人が巻き込まれるケースも珍しくないようです。

雪崩は雪が積もった斜面さえあれば発生する危険性があります。それは道路という身近な場所も例外ではありません。全国で発生した過去30年以上の雪崩のデータを見てみると、道路などで発生するケースはかなり多くなっています。

出典:国土交通省WEBサイト(http://www.mlit.go.jp/common/001018262.pdf)

雪崩には大きく分けて積雪表面だけが流れる表層雪崩と、地表に積もった雪がごっそりと全て流れる全層雪崩があります。暖かくなるこれからの季節は全層雪崩が増えてきます。

全層雪崩には斜面に積もった雪に亀裂やシワができるといった、前兆現象がよく見られるほか、過去に発生したことがある箇所で再び起こることが多いと言われています。

暖かくなるこれからの季節。雪国へ行く際には雪崩発生の危険性も意識して楽しみたいですね。車で行かれる際はスコップや牽引ロープのほか、道路で立ち往生した場合に備えて、防寒着、カイロ、飲み水、非常食なども準備しておくといいかもしれません。

参考WEBサイト

紹介:sKenji