今朝の通勤電車でのこと。いつもに増して混んでるな、なんだかいつもより騒がしいなと思っていたら、高校受験の中学生たちが大挙して乗り込んでいたのでした。緊張感を紛らわせるかのような、ざわざわしたお喋り。受験生って一目で分かるものですね。
2月に入って受験シーズンも佳境です。中学生も高校生たちにも頑張ってほしいから、受験にばっちしの「落ちない巨石」の記事を再掲載。
東日本大震災でも落ちることのなかった大岩と、それを見守り続ける人たちの話です。
これ読んで、みんなでがんばっぺ!
いよいよ受験シーズン到来。受験には願掛けがつき物ですが、ウルトラスーパーにご利益があるとされるのがこの大岩。ご覧の通り「落ちそうなのに落ちない」。東日本大震災の時にも、あまりの揺れの烈しさに地元の人たちは「落ちてしまったんじゃないか」と心配されたそうですが、落ちることなくしっかりその場に鎮座されていました。
参道の石段を上って、岩に近づいて見てみても、この大きな岩がどうして落ちないのかあらためて不思議に思えてきます。
境内にある案内板によると、昭和53年の宮城県沖地震にも耐え、落ちそうで落ちないことから受験、「釣」の字から大漁、さらに夫婦円満、縁結び、子宝、満年長寿などのご利益があるとされているのだとか。
宮城県沖地震に耐えたのみならず、あの東日本大震災の強烈な揺れにも耐え、岩の少し下まで達した大津波にも崩されることがなかったのですから、そのご利益たるや、まさに折り紙付きといえるでしょう。
参道の石段の下の方は新たにコンクリートで造りかえられてるのがわかります。この部分は津波で壊されてしまったのでしょう。その少し上には、津波到達点を示すかんばんも掲示されていました。大岩はまさに危機一髪で崩壊を免れたようです。
参道の中段辺りで振り返ると、神社が鎮座する追波の集落の平坦地が、今回の大津波で大きな被害を蒙ったことが見て取れます。田んぼや畑だったかもしれない場所はもう見る影もないほどです。平坦地にあった民家もおそらくは大きな被害にあったことでしょう。それでも、訪問した年の瀬のとある日には、集落の人たちが神社のまわりでお正月を迎える為の準備に忙しそうにしていました。
これほど大変な被害にあったにも関わらず、集落の人たちが神社の為に働いてくれているのを目にしたら、大岩だって「何がなんでも落ちるわけにはいかぬ」と思っているかもしれません。釣石神社の大岩が、何度もの大地震や津波にも崩壊することなく耐えているのは、たまたまのことではないのかもしれない…。
そんなふうに考えずにはいられないほど、神々しい大岩なのでした。
明日はセンター試験。これから大学受験は私立も国公立も本番です。高校入試も中学もまたしかり。何があっても落ちない釣石神社の大岩の写真を目に焼き付けて、入学試験がんばってくださいね。
釣石神社
夫婦円満、縁結び、子宝、満年長寿をお祈りするみなさんも、釣石神社の大岩にあやかって、がんばっぺ!