2014年11月8日 今日の東電プレスリリース

藻のような生物が繁茂し、ポンプを停止している揚水井No.11については、「※」が表示されるが、それについての説明はない。

H4,H6エリアタンク周辺観測孔(周辺排水路含む)の状況、タンクパトロール結果

◆最新のパトロール

11月7日のパトロールにおいて、新たな高線量当量率箇所(β線による70μm線量当量率)は確認されていない。堰床部に雨水が溜まった箇所については、雨水による遮へい効果により引き続き線量当量率は低い状態となっている。また、目視点検によりタンク全数に漏えい等がないこと(漏えい確認ができない堰内溜まり水内を除く)、汚染水タンク水位計による常時監視(警報監視)においても異常がないことを確認。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年11月8日

◆H4エリア

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年11月8日

◆H6エリア

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年11月8日

1~4号機タービン建屋東側

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年11月8日

1~4号機サブドレン観測井 ~「2号機建屋周辺地下水分析結果」11月6日に採取された井戸水は、前回に比べ著しい高濃度を検出

問題の2号機サブドレンピットは、写真中央下の赤囲み(東京電力の資料を引用)

新規事項なし。「福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果」のページでの該当するデータ公開も行われていないながら、

「2号機建屋周辺地下水分析結果」として発表

<サブドレンNo.18>
(11月6日採取)
セシウム134:4,700 Bq/L
セシウム137:16,000 Bq/L
全ベータ:23,000
トリチウム:1,600

<サブドレンNo.19>
(11月6日採取)
セシウム134:160Bq/L
セシウム137:470Bq/L
全ベータ:760
トリチウム:500


前回(10月30日)のデータは、以下のとおりだった。

<サブドレンNo.18>
(10月30日採取)
セシウム134:990 Bq/L
セシウム137:3,400 Bq/L
全ベータ:4,400
トリチウム:1,400

<サブドレンNo.19>
(10月30日採取)
セシウム134:85 Bq/L
セシウム137:330 Bq/L
全ベータ:440
トリチウム:410

高線量が発覚した10月22日採取分に比べれば低いものの、前回と比較すると桁がひとつ上がるような急上昇を示している。

地下貯水槽

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年11月8日

以上、「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」平成26年11月8日分の変更箇所を中心にピックアップしました。
構成●井上良太