淡々とした記事の語り口の中に、じーんと来るものがあるので記事をシェアさせていただきます。
土砂災害の広島市へ恩返し 石巻から救援米
広島市の土砂災害で石巻市蛇田地区の農家グループ「十日会」は26日、救援物資としてコメ390キロを現地に発送した。東日本大震災で受けた支援に応えるため、10人のメンバーが持ち寄った。
救援米はササニシキやひとめぼれのブレンドで、おにぎり約2万個分。米袋に「石巻市で栽培された宮城米です お米を食べて元気になってください」などと書いたシールを貼り、蛇田地区の精米所でトラックに積み込んだ。
送り先は震災の支援活動で親交がある広島市のNPO法人「明るい社会づくり運動」佐伯地区協議会。29日に到着し、炊き出しなどで利用される予定という。
十日会の黒須一夫会長(63)は「震災では広島からも大きな支援を受けたが、コメを送ることぐらいしかお返しができない。丹精込めて作ったコメを食べてほしい」と話した。
2014年08月27日水曜日
お世話になった広島の方たちに何かしたい。そうだ丹精込めて作った自信のお米を送ろう。だけど口では「コメを送ることぐらいしかお返しができない」…。十日会の人たちの肉声が聞こえてくるようだ。
他のニュースでは次のようなコメントも紹介されている。
「自分たちも支援を受け、広島の被害を聞き何が出来るかと考えたときに、作っている米なら送られると思った。米を食べて、頑張って立ち直って欲しい」(NHK)
「テレビで見る広島市の状況は、私たちよりひどい。丹精込めたコメを食べて早く立ち直ってほしい」(朝日新聞)
米袋に貼られた「お米を食べて元気になってください」のメッセージ。広島のみなさんの「手」で2万個のおむすびに「握られて」、気持ちがつながりますように。