わたしに「できること ICAN」は、きっとある。

今日は、社内回覧でまわってきた或るNPOをご紹介。

認定NPO法人 アジア日本相互交流センター・ICANからの手紙

International Children's Action Network ――。略してICAN(アイキャン)。

【わたしに「できることICAN」は、きっとある。】

このネーミングには、思わずぽたるページの「なるほど!」ボタンを押したくなりました。(いいフレーズなので、この記事のタイトルにも使わせてもらっています)

まるで津波のような台風被害を受けたフィリピンで

上の写真のカラーパンフレットは、巨大台風の被害を受けたフィリピンで、アイキャンが行った救援・支援活動を報告するもの。写真中心のパンフですが、活動の振り返りや団体の活動報告というより、台風被害から5ヶ月後の現状を物語るものでした。パンフレットの言葉を一部引用します。

台風発生から5カ月

フィリピンの台風被害について、日本で報道されることはほぼなくなってきました。しかしながら、災害発生から5ヶ月が経った今でも、被災地では、未だに風雨を十分に凌ぐことができないガレキ等の家で、家族身を寄せ合って生活を続けている人々がおり、壊れた校舎の中で頑張って勉強を続けている子どもたちがいます。「復興」と呼ぶには程遠い状況です。

引用元:「こどものこえ」62号 速報版 | ICAN 認定NPO法人アジア日本相互交流センター

現在、2,000世帯の家の建設や約1,500名分の緊急雇用等、その多くの活動は順調に進んでいる一方、小学校100教室の修復・建設は、現地の資材高騰により、予算が大幅に足りない状況に陥っています。(1棟2教室の教育省基準の教室は以前約200万円で建設できましたが、現在は300万円以上の建設費用がかかります。)また、大雨の中での活動が続いたこともあり、当初のスケジュールからの遅れも出てきています。

引用元:「こどものこえ」62号 速報版 | ICAN 認定NPO法人アジア日本相互交流センター

復興に長い時間が掛かることを改めて考えさせられます。東日本大震災と同様です。

書き損じハガキでも支援ができる!

カラーパンフレットに同封されていた手書きのチラシには、書き損じハガキを使った支援の呼びかけが丁寧に書きこまれていました。

あなたの1枚が、大きな力に!!
~書き損じハガキをあつめています~

はじめまして、こんにちは。
認定NPO法人アジア日本相互交流センター・ICANです。
(中略)
フィリピンには、経済的理由で朝から仕事に出かける子どもや、路上や紛争地にくらす子どもたちが数多くいます。

「教育」は、そんな子どもたちが貧困から抜け出す大きな力となるため、ICANでは、

「学校建設」や「奨学金や文房具の提供」などを行い、教育の機会を1人でも多くの子どもたちに提供できるよう活動をしています。

これらの活動資金として“ 書き損じハガキ ”を集めています。ポスト未投函の官製ハガキであれば、全て教育支援に役立てることができます!!

(イラストで)
「書き損じくん」「破れたくん」「汚れたくん」「古年賀状くん」
ボクたちが役立ちます!!

⇒「ハガキ1枚がノート2冊に!」「ハガキ1枚が給食2人分に!!」「ハガキ17枚が制服1着に!」「5,600枚が学校に!!」

引用元:あなたの1枚が、大きな力に!! | ICAN 認定NPO法人アジア日本相互交流センター

しかも、このA4サイズのチラシがそのまま、書き損じハガキを送付する封筒になるという心配りの細やかさ。(間違えてそのまま送ったら、書き損じハガキとしての価値がなくなってしまいますからね!)

チラシがそのまま封筒に!

思わずもうひとつ「なるほど!」ボタンを押したくなるでしょ!

そのほかにも、古本やCDなどをブックオフに買い取ってもらい、その買取額を寄付として子どもたちの教育支援に活用するというプランの説明もありました(ICAN事務局に電話・ファックス・メールで申し込み)。

ICANのホームページには、さまざまな支援の方法が紹介されています。そして、ホームページにはまだ載っていない、手作り感あふれる応援方法もあるようです。

いろいろな支援のかたちがあるということを気付かせてくれるICAN。たしかに、

わたしに「できることICAN」は、きっとある。

ですね!