震災記録写真・富岡町から南へ ~その4(豊間)~

豊間(2013.6.22)

福島県いわき市薄磯から南へ2キロも行かない場所に豊間はある。

まず目に入ってきたのは、きめが細かさそうな美しいビーチ。海ではサーファーが気持ちよさそうに波乗りをしていた。

しかし、陸に目をやると、残された家の基礎と大きな土嚢があちこちにある。工事が行われている気配は感じられない。

福島県北部の一部地域を訪れてみた限りでは、工事を目にするのは、海辺がほとんどだった。人が住んでいた場所は、除染作業を除くと、新しい建物が建てられているようには見えなかった。

大きな土嚢が、風雨にさらされ、破れた状態で放置されている光景を目にすると、いったい、目に見える本格的な復興はいつ着手されるのだろうかと思わずにはいられない。

放置されたままの破れた土嚢

豊間

Text & Photo:sKenji