ウランゲリ島保護区の自然体系(ロシア・ウランゲリ島)
広大なロシアの北東端・チュクチ自治管区にある離島です。元々寒暖差の激しい地域なのですが、特筆すべきはやはり冬の厳しい寒さ!そのため、ホッキョクグマ、ホッキョクギツネ、レミング、アザラシといった寒冷地に適した動物たちの繁殖地として知られるほか、かつてはマンモスも生息していました。こういった動物たちの生態学的、生物学的な重要性が認められ、世界遺産に登録されたのが2004年のことです。かつては軍用飛行場や交易所などが設けられ、小さな村もあったそうですが、現在はほぼ無人。アクセスも容易ではありませんが、観光客向けのツアーなども組まれているため、訪れることは可能です。
極寒の地でシロクマを見るなんて機会は貴重かも知れません。(参考画像はこちら)
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継続的に噴火を続ける火山島、湖に浮かぶ巨大島など、ここでは個性的な島が多く並びました。それぞれに歴史が絡みますが、歴史も時に何千年、何億年とさかのぼるので、その長年の年月に圧倒されてしまいます。氷河期や地殻変動が良い例ですね!寿命がせいざい100年の人間からすれば途方もない時間です。
そしてそんな長年の年月が独自の生態系を創り出すのだから、まさに神秘的と言えるでしょう。面白いですね!