ダイビングと釣りのメッカ的存在
沖縄本島の北西部に浮かぶ円形の島が伊是名島です。島の周辺は、沖縄県内の中でも海に陸地に美しさが際立つエリア。中でも周辺海域がリーフに囲まれているこの島は、ダイビングと釣りのメッカ的存在として知られています。 一方でリゾートアイランドのような観光地化をせず、赤瓦の民家を中心に静かな集落を残している点も特徴のひとつ。島は「一般住民の民家に宿泊する」民泊事業を行っており、40数軒の民家が受け入れ態勢を整えています。昔ながら景観を大切にしており、そんな島の雰囲気を体感するならば、ぜひともおすすめしたい島なのです。
最後に忘れてはならないのが、この島は琉球王朝第二尚氏の始祖である尚円王の出生地という点。それが関係しているのか、島内は文化財が多く、どの文化財も風光明媚な景勝地にあるのが印象的です。 美しい景色と島の雰囲気を楽しみたいなら伊是名島を検討してください。オススメです。
伊是名島の見どころ
ビーチで遊ぶ
マッテラの浜(二見ヶ浦海岸)
集落の東側にある風光明媚な浜。濃いリュウキュウマツの茂みと透明度の高い浜のコントラストが鮮やかです。また、ここから海ギタラ、陸ギタラといった迫力抜群の奇岩群も見ることができます。ちなみに沖縄県内において「日本の渚百選」に選ばれた3つの渚のうちのひとつでもあります。
伊是名ビーチ
島の南西にあるビーチです。伊是名集落から近く広めの浜が人気で、観光客のほか、島民からも人気があるようです。西側に海が広がっているため、夕陽の見えかたも贅沢そのもの。伊是名ビーチに限らず、島の西側は夕陽の名所なので、お気に入りの場所を探すのも良いかも知れません。
内花ビーチ
港から北側へ4kmほど進んだ島の北端のビーチです。集落からは離れていますが、遠浅に広がる静かな砂浜が魅力で、その向こうには無人島の具志川島が見えます。
具志川島
伊是名島から渡し船で行くことが可能な無人島。内花ビーチから2kmと少し進んだ場所にあり、かつては人が住んでいたそうです。無人化した今は静かに過ごすことができるので、プライベートビーチを存分に楽しみたい人は渡し船の予約を。周辺はダイビングスポットとしても知られるだけに、海の美しさは目を見張るものがあります。※ 無人島瀬渡し(屋那覇島、具志川島) 伊是名運送 TEL.0980-45-2002
屋那覇島
伊是名島を挟んで具志川島の対角線上にあるのが屋那覇島。ガジュマルと草原に覆われた美しい無人島です。こちらも島から渡し船で行くことができます。毎年夏になると、夏休みの子供向けキャンプ行事として「こんがりここなつ島共和国」が行われます。自然に恵まれた無人島にて、シュノーケリングやウミガメ観察などをしながら海の生き物を学ぶ同行事。2012年時点で27回の開催を数えており、やはり好評のようです。
(公式HP)
景色を楽しむ
伊是名集落(石垣、フクギ並木、デイゴ)
島の南部にある伊是名集落には昔ながらの風景が残ります。テーブルサンゴの石垣に、防風林であるフクギ並木が美しく、その素朴な雰囲気がたまりません。そんな素朴な雰囲気の中に鮮やかな彩りを添えるデイゴの花も見どころです。
山川シゲ商店
伊是名集落のおばぁ、山川シゲさんが営む個人商店。赤瓦の素敵な琉球古民家と綺麗な庭が、まさに「昔ながらの沖縄」。
海ギタラ、陸ギタラ(うみぎたら、あぎぎたら)
「ギタラ」とは、切り立った岩山のことを指します。その名のとおり、海側と陸側にそれぞれ豪快な岩山がそびえており、訪れる人を魅了し続けます。海ギタラ、陸ギタラの中間にある「ギタラ展望台」、少し離れた場所の「しらさぎ展望台」、「マッテラの浜」など、島の南海岸沿い各所から見ることができます。
しらさぎ展望台
海ギタラ、陸ギタラと伊是名城跡の中間に建てられた展望台です。伊是名島を代表する景勝を見わたせるオススメのビューポイント!海に面しているので潮風も気持ちよさそうです。
うふるがー
かつて島民の飲み水として使用された湧き水。
伊是名島の情報あれこれ
【名 称】伊是名島(いぜなじま)
【所在地】
(地図)
【面 積】16.4km
【周 囲】
14.14㎢
遊 び
海水浴、シュノーケリング、釣り、散策、史跡探訪
食べる
島産米「尚円の里」、もずく、すく(一年で3日間しか獲れない珍しい魚)、さとうきび「
郷土料理
豚汁、豚肉の三枚煮、野菜ちゃんぷるー、ヤギ汁
変わりモノ
メロンの佃煮、スクガラス(あいごの稚魚の塩漬け)、いかすみかりんとう
お土産に
薬草茶、泡盛「常磐」、スクガラス(あいごの稚魚の塩漬け)、油みそ、佃煮(もずく、アーサ)、塩もずく、レモングラス、いかすみかりんとう、さとうてんぷら、モズクようかん
マスコット
尚円王
う た
伊是名音頭、伊是名小唄
伊是名島へのアクセス
※ 次回2月4日更新予定です!
(島プロフ一覧)