気仙沼市内。かさ上げの跡と、瓦礫の山。
津波被害の大きかった気仙沼市。
気仙沼市内、港付近。
被災地をまわっていると、場所によっては、時に「復興は進んだ」なんて声も聞こえてくる。(2012年10月現在)
しかし、まだまだ瓦礫も多く残る気仙沼では、そんなことは言えない気がした。
東北地方最大の有人島、気仙沼大島。
気仙沼大島。
市街地より船で35~40分。東北地方最大の有人島だ。
小田の浜海水浴場は有名で、夏には多くの人で賑わう。
港付近
気仙沼大島の被害は甚大だった。
島という地形ゆえか、四方八方から津波に襲われたという。
島を一周してみたが、津波の跡は島の外周のあらゆる場所から見受けられた。
登山道裏ルート
気仙沼大島のシンボル、亀山に登る。
津波被害のなか、人々はこの亀山へ必死に逃げたと聴いた。
爪痕が残る
元々は港からロープウェイが通っていた亀山だが、今はその面影も無い。
メイン登山道は普通だったため、裏ルートである大島神社の脇の遊歩道から登る。風光明媚な景色が人気で、「緑の真珠」とも例えられる亀山からの景色。
そこから見えたのは、気仙沼市街地に残る「津波の跡」だった。
真新しい観光案内の看板
津波の面影は随所に残る。それでも・・・、
見かけた観光案内の看板は新しく、海水浴場も今夏(2012年夏)はオープンし、
気仙沼大島観光協会のホームページもリニューアルされた(2012年秋ごろ)。
島全体が「遊びにおいで」と言っている。
そんな気がして、驚いた。
また見にこよう
もう一度、亀山から気仙沼の景色を見渡した。
「訪れるたびに、この景色が良くなっていく。」
そう思った。
「また見にこよう」
とも。