【島旅アイテム】携帯電話

訪れるなら、エリア重視で

 島旅に限らず、生活レベルで欠かせないアイテムですね。しかし、暮らすのであればともかく、島へ出かけるともなれば親類や友人との連絡もしたいもの。また、島を歩く際でも、SNSや地図アプリなど、何かと使いたくなる要素は大いにあると思います。  ここで重視するのは通信エリア一択です。島を訪れる際は動き回るのが基本、その際に起こりうる緊急時の対応を考慮すれば、これに尽きると思います。最初に結論から申しますと、やはりその名の通り「ドコモ」を持っておくのが吉でしょう。離島において、基本的に後発となったキャリアはやや弱いのが現状です。今でこそ競合となるau、SoftBankもエリア拡大し、 ほぼ どの島であっても、港付近の中心集落では使えるようになりました(すべての島とは言えません)。・・・とは言え、島で遊ぶという点では中心集落以外でも使えるに越したことはありません。そういう意味ではやはりドコモが盤石と言ったところでしょうか。

各キャリアの現状は・・・

 ドコモは、携帯電話の登場と共に広く普及した経緯があるためか、特に島々のご年配に注目すると、圧倒的にドコモユーザーが多いようです。「家族みんながドコモだからドコモ」というスパイラルも手伝って、その存在感は圧倒的と言えるでしょう。

 ただ、近頃はauもかなり勢力を伸ばしています。人々の生活が及ぶ島はSoftBankと比べるとかなりカバー率が向上しています(2012年06月現在)。一部、トカラ列島や小笠原諸島・母島など、島全体として使えないエリアもありますが、島によってはドコモ以上に使い勝手が良いこともあります。例えば宮崎県の大島は、ドコモではエリア範囲外ながらauでは全域で使えると言う稀有な例です。 問題はSoftBankです。公式HPのエリアマップを見ればそこそこに見えますが、集落を離れると途端に電波が弱くなる脆弱さは気になります。特に都市部はドコモ、auと比較しても遜色ありませんが、島に焦点を充てるとやや物足りません。恐らく使えないのでしょうが、トカラ列島や、南北大東島などは、島自体が地図にも載せられていないことから察するに、経営戦略的に重視されていないのだと思われます。

 また、イーモバイルやウィルコムなど、格安通話が売りの2社は現状論外と言って良いでしょう。見方を変えれば安いのは良いことですが、それでも島旅には適していません。ただ、ウィルコムは九州・沖縄地方の一部の島々の中心集落では使えるようです。本来、特定の友人と長電話を楽しむためのキャリアですから、島で生活する分には良いかも知れません。 例外として、衛星携帯電話と言うものがあるのはご存知でしょうか。エリア範囲は地球!!(北朝鮮など通じない国もありますが・・・)衛星を通じて24時間話し放題です。ただ、端末の値段が平均的に6桁しますので、よっぽど島で命懸けの作業を連続して行うような人でなければ、そこまでする必要もないと思います(笑)。

やはり、ドコモ。もしくはau。

 筆者の話をしますと、家族内でのしがらみ(家族割など)もあり、j-phone時代からのSoftBankユーザーです。島を巡ることに限って言えば、やはりエリアの狭さが気になります。特に筆者は登山やキャンプを好みますが、島を訪れて遊ぶ際はこのように島内を動き回る方がほとんどだと思います。また、自然の中で遊ぶわけですから、緊急時にも使えた方が良いに決まっています。こういった場面でドコモ、auのユーザーよりも圏外の時間が長いと言う点は否めません。「島を巡るのが好きなくせにSoftBankなの?」と、笑われることもあります。乗り換えるにしても、タイミング次第で損も得もするのが携帯電話。若干躊躇していますが、しばらくはSoftBankを使わざるを得ないでしょう。孫さんにはもう少し頑張ってほしいものです。 あくまで口コミの範囲ですが、島旅好きの間では「ドコモ、auのどちらかを持つのが常識」という風潮があると思います。auの場合は、ドコモと比較してもサービスエリアではやや劣りますが、端末の魅力で言えば「ドコモより充実している」と考える人もいます。

 ・・・とは言うものの、実際は現地を訪れて使ってみないことにはわかりません。使用感は人それぞれですから、好みの端末もあると思います。事前によく調べて島を訪れましょう。

◇参考ページ◇

(公式HP内)

(公式HP内)

(公式HP内)

(公式HP内)

(公式HP内)