【島あるある その8】
誰も歩いていない遊歩道で顔面がクモの巣に絡まれる。
「うぇっ・・・!」
島旅の醍醐味のひとつが「遊歩道歩き」です。大体の島には遊歩道があり、木々を抜けた先の展望台から海や集落を見渡すことが出来るのです。その日の天候や季節、海の状況など、様々な要素が絡み合って描かれる景色が、「遊歩道歩き」を楽しくさせてくれます。
しかし遊歩道は数あれど、その日その場所を何人が歩くのか・・・。やはり場所によってはそうは多くない。ほとんど人通りのない遊歩道も沢山あるです。こうなると、人が歩くべく遊歩道も、動植物たちの力によって「本来の姿」戻り始めちゃいます。そんな中で久しぶりに誰かが遊歩道を楽しんでいると、そこそこ大きなクモの巣がヘチャッッッ!!
面倒なので巣
なんでアレって、顔面に絡み付くのにちょうどいい高さで張られてるんですかねぇ・・・(笑)。野生サイズのそこそこたくましいクモの巣が耳に頬に唇に!腕に絡むことも多いですが、「遊歩道歩き」の際は、長袖・長ズボンで動くことが多いせいか、唯一露出してる顔面周辺がやたらと敏感になってしまうのです・・・!!
さらに、アレの面倒なところは意外と視界に入らない(気づきにくい)ということ。
こればっかりは仕方ないか・・・。まぁでも、クモの立場からすれば、せっかく立てた家がどこぞの顔面が通過するたびに破壊されるワケです。人間の家と違って短時間で作ることが出来ますが、たまったモンじゃないでしょうね(笑)。
でも、悪いことばかりじゃないで巣
しかししかし、悪いことばかりではありません。
クモの巣が張ってあるのは、しばらくは誰もその道を通っていない証拠。その先で出会う絶景には感動が倍増です。遊歩道の先にはほぼ例外なく、絶景の展望台があるものです。玄人(?)ともなれば、「今日こんな贅沢な景色を見ているのは自分だけか・・・」とニヤリ。一番乗りと独り占めですよ。かなり乙な時間ってなモンです。
それとそれと、雨の日はクモの巣に注がれた水滴が光に栄えて、なんとも味わい深~い状態に。雨上がりの太陽に照らされていると、より自然のダイナミズムを感じることができるでしょう。
ただ、糸も見えにくければ虫も見えにくいのが難点。
巣だけならまだしも、本体にぶつかるとちょっと焦ります(笑)。クモの巣と・・・、あと「糸でぶら下がるタイプの虫」ね!!みのむしとかイモムシとか。気づいたら衣類、胸部あたりに付着しております。そうそうこれがまたちょっとオシャレなブローチで・・・て、なんでやねん!!