地面のマークをマークしよう・その3

こんにちは。

相変わらず「下を向いて歩こう」な生活を続けていたところ、ずっと探していた「御影石の境界標」を発見することができました。こちらです!

タモさんじゃないので石についてはまったく知識がないのですが、境界標"界"に「御影石の境界標」という分類が存在する以上、この肌つやと気品はもう御影石ということに決めました。国会で決まりました。

灯台下暗しとはこのことで、場所は三島市本町の交差点近く。江戸時代に「樋口本陣」があった場所あたりです。

日本一のメインストリートたる「東海道」の、しかも格式が高い「本陣(幕府公認の宿)」があった場所と言う由緒正しさにふさわしく、美しい境界標ですね。

三島宿には「樋口本陣」と「世古本陣」という二つの本陣があった…までは知っていましたが、なんとこの両本陣の当時の「門」は今も残っているそうで、そちらもしょっちゅう通り過ぎているところなのでした(下のリンクをご覧ください)。

自分の街のことなのに、まだまだ知らないことだらけです。

その他の境界標コレクション

一瞬古い天然石に見えましたが、小石の入ったコンクリートですね。
緑青のような青みが渋いです。このネジはなんだろう?
草に囲まれた姿が「天空の城ラピュタ」の「ロボット兵」みたいな趣。どうやらこれは「プラスチック製のカバーが剥がれた状態」のようです。というのも、すぐ近くにその「変遷」を表すようなものが見つかったからです。それが下の写真です。
赤いカバーがかろうじて残っています。タレントの照英さんが見たら「おまえもギリギリのところで踏ん張ってんだなあ!」と号泣するはず。
赤いカバーの上部分も残っています。カバーが剥がれたものを見た時は「境界線が交差しているところ」かなと思ったんですが、カバーがついた状態を見ると一筋の境界線なだけか、ひょっとしたらさらに別の印なんでしょうか?

今回は「場所の歴史」と「境界標の美しさ」がマッチした素晴らしい発見でした。境界標のさらなるバリエーション発掘のため、下を向いて歩き続けます。