インターネットで見つけた誤字脱字で世相を斬っていこう(なんて言ってませんでしたけれど)というコーナーです。それではさっそく。
ウワサを信じちゃいけないよ
誤字(オレンジ下線部分)としてはおもしろくもなんともなく、ありふれたものですが、「どこに行ってもトイレットペーパーが売り切れ」だったあの頃、女優の安藤希さんは「買い物中にカートの中のトイレットペーパーを盗まれた」という、なんとも世知辛い話でした。
ワイドショーなどでは「デマだ」ということも含めてこの話題を紹介したはずなのに、「不足している!」というところだけに気を取られた人々が買いに走ったのも大きな要因だと言われています。
「オイルショックを経験してるからね」と言う高齢者に対して「(発端はやはりただの噂だった)オイルショックで何を学んだんだ」というツッコミの嵐も吹き荒れたそうです。
まあ噂であろうがなかろうが、実際にトイレットペーパーが店頭から消えてしまうと「まとめて買わなきゃ」という心理になるのは避けられないことなのかも知れません。「トイレ自粛要請」なんてイヤですもんね。
どっちよ?
こちらのオレンジ下線部分のようにネットの記事では何某かの「残骸」と思われる記号符号がそのまま文中に残っていることがちょいちょいあります。
この「nL○○○○」というのは引用元である「ロイター」発のニュースでしばしば見られますが意味は不明です。
それよりこの記事で味わい深いのはWHOのテドロス事務局長の「コロナは制御可能」「イタリアの措置は心強く効果に期待」「中国の感染は制御されつつある」などの発言。
テドロス事務局長に関して「中国とズブズブ」などの真偽は知りませんが「なんだかなあ」と思っている人は多いようで、辞任を求める署名が50万人分以上集まっているそうです。
こちらは「NHKオンライン」内の「新型コロナウイルス特設サイト」より。新型コロナウイルスに関してわたしたちの知りたい情報がまとめられているので毎日見ています。
さらにその中の「私たちはどう行動する」中のいち項目がこちら。
上のオレンジ下線部「金融機関の破綻が相次ぐよう”な”状況ではありません」と書くべきところを「破綻が相次ぐよう”に”」と書いてしまってはいますが、こんなものは「あらー急いでたのね、お疲れ様です」とスルーできます。
ただし気になるのは下の方の「満員電車はあんまりしゃべる人がいないからその分リスクは下がる」というところ。
その一節、要るかなあとも思いますし、なんか「ギットギトの脂っこいもの食べたけどトクホのお茶飲んだぜ」ぐらいささやかな抵抗に見えちゃうんですけど!
心の底から笑いたい
最後は誤字ではありません。でもひと目見て笑ってしまった物件です。
このニュースが流れるや否や、ツイッターのトレンドには「トランプと会談」「サンド伊達」などの文字が躍りました。理由は、下の映像を連想した人が多かったからです。
今回も記事を選り好みすることなく、シンプルに「誤字脱字ネタが3つ以上集まったら書く」を実践したら、図らずも「ぜんぶコロナウイルス関係の記事」でした。無理もないですよね…。
わたしもこのモノマネは大好きで、ずっと見ていられます。しかし「世の中の仕組みが変わるかもしれない」というこの世界的危機のなか、政府が打ち出す政策対策が今後も「こんな」調子だとすると、この大好きなモノマネを心の底から楽しめなくなってしまう気がするのです。
東京を含む複数の都府県で緊急事態宣言が発令されました。休業を求められている理髪店などには早くも電話が殺到しているそうです。
氾濫する情報を吟味して、とにかく感染を拡大させないために自分ができるベストはなにか、考えて行動したいと思います。
まず何と言っても手洗いです。手洗いの徹底は徹底的に徹底しましょう!