雪合戦と言えば、雪玉を相手にぶつける遊び。
この雪合戦を発展させ、競技としたのが「スポーツ雪合戦®」です。
今回は公式ルールに則った雪合戦に子供たちが参加したのでご紹介します。
道具と服装
【道具】
・フラッグ(各チーム1本)
・コート上に置かれている壁
・雪玉製造器(1試合で270個(1セット90個×3セット)の雪玉が、事前に用意されています)
【服装】
・ヘルメット
・ゴーグル
・ビブス
今回はスキー場で開催したため、出場者はスキーウェアとスキーブーツで参加していました。
勝敗
勝敗の判定は下記3つ。
1.相手チームの全員に雪球を当ててアウトにする
2.相手の旗を取る
3.3分間で相手チームより多くの人数が残っている
勝ち負けを決めるのはとっても分かりやすいです。
ルール
・1チーム5名
・2チームで対戦
・3セットマッチ(1セット3分間)で、2セット先取したチームが勝ち
・相手の投げた雪球に当たった選手は”アウト”となり、コート外へ出る
・アウトになると、そのセットは復活できない
・味方の投げた雪球や自分の手を離れた雪球が当たってもアウト
・1セットに使える雪球は90個(雪球がなくなったらひたすら逃げるしかない)
・事前に用意された雪玉以外は使用禁止
・試合中に雪球を作って使用するとアウト
・雪球の受け渡し方法は、直接手渡し、コート上に置く、コート上の壁上に置く
・味方へ雪球を投げ渡すとアウト
上記は今回のルールでしす。
公式の大会では、ルールがもう少し細かいようです。
雪合戦開始!
今回は大人チームと子供チーム、大人と子供混合チームの6チームが参加していました。
我が子のチームは中1年・小4年・4年・3年・3年の5人。
試合中娘は前の壁にいる仲間に雪球を持っていく運搬係をやっていました・・・。(自分は上手く投げられないので雪球の無駄になると思ったらしいです)
そして息子は遠くの方から、誰にも当たることのない雪球を飛ばしていました・・・。
こんな感じで大丈夫かと見ていると、中1年の男の子の見事なダッシュによる旗の取得により、1試合勝つことが出来ました。
2試合目の決勝では大人との対戦です。
さすがに大人なので、遠くからも雪球が飛んできます。
スピードも速くなり、雪球にあたった娘が「痛い」と言って泣いていました・・・。
大人との対戦ではありますが、壁に隠れながら子供たちも好戦を繰り広げました。
結果は敗北したが、またやってみたいとのことでした。
まとめ
子供の遊びに過ぎないと思っていた雪合戦。
しっかりとしたルールの中での雪合戦は、大人と子供でも対戦できる、案外頭を使うスポーツでした。
いつもなら人に向かって雪を投げたら怒られるところですが、雪合戦なら思い切り人にぶつけられられるのもいいですね。
雪の中を走るので、かなりの運動量がありそうです。
次回は私も参加したい!
スポーツ雪合戦®のはじまりはあるひとつの町の町おこしからはじまりました。
北海道有珠郡壮瞥町。洞爺湖の南東岸に面し、有珠山・昭和新山という火山のある町です。
夏場は、洞爺湖、昭和新山の自然景観を味わおうと多くの観光客でにぎわいます。しかし、雪の積もる冬場、観光客は減り、町は閑散とします。
1987年「冬でも地域を活性化できるような町づくりをしよう」と若者グループが立ち上がり、さまざまなアイディアが検討されました。
そこで、考え出されたのが、「スポーツ雪合戦®」による町の活性化だったのです。
1988年にルールが考案・制定され、1989年には壮瞥町で、初めてのスポーツ雪合戦®大会である「第1回昭和新山国際雪合戦」が開催されたのでした。