むすこへ そつえんおめでとう

1才ころの写真。あの頃は、いやあの頃もかわいかった。

きょうは 3がつ29にち。

きみが ほいくえんに かよう さいごの ひ。

0さい6かげつから 6ねんかん、がんばって かよってくれて ありがとう。

ほいくえんに はいるのが すごく むずかしいと きいていたから、きみが うまれるまえから ほいくえんの もうしこみを していたけど、さいしょは はいれなかったんだよね。

でも そのときは ままとふたりで ほっとしたんだよ。

「ああ、やっぱり かんたんには はいれないね。でも、まだうまれて すうかげつ。さすがに はやすぎるよね」なんて はなしたことを おぼえているよ。

だから、 そのすこしあとに「くらすにあきがでたので はいれるけど どうしますか」とほいくえんから いわれたときは ちょっとあわてたよ。

つぎのとしの 4がつからの にゅうえんもうしこみを しようとおもっていたからね。

だから、さいしょは ことわろうと おもったんだけど、ここではいらないと つぎは いつはいれるか わからない。

なやんだすえに にゅうえんを おねがいすることに したんだ。

うまれて はんとしで ほいくえんに かよいはじめる ことになったから、さいしょは ほんとうに しんぱいだった。

あずけるときには とうぜん ままとはなれたくなくて まいにち ないたみたいだし。

ぱぱも「ああ、ほいくえんで さびしい おもいは していないかな」とよく ひとりかんがえていたものだよ。

ただ、ぱぱとままの しんぱいをよそに どんどん えんでの せいかつに なれていったよね。

せんせいとの れんらくちょうに「きょうは〇〇ちゃんと すごくたのしそうに あそんでました」なんて おたよりを もらうたびに とてもうれしいきもちになった。

それこそ なみだがでるくらい。

そのうち、じぶんでも えんでの 1にちを はなせるようになって、そのはなしを きくのも たのしみで しかたなかった。

さいきんは あまり はなしてくれないけど。もっと はなしてほしいなあ。

そんなえんでの せいかつも きょうで さいご。

このまえの しゃおんかいで みんなのまえでも はなしたけど、ぜんいんが げんきに そつえんできることが なによりも すばらしいこと。

まいにち じぶんのこどものように めんどうを みてくれた せんせいたちへの 「ありがとう」を わすれてはいけません。

しょうがっこうに はいると はんぶんいじょうの こが べつの がっこうに なってしまうけど、おもいでは なくなりません。

これからも えんで であって いっしょに せいちょうした おともだちのことを たいせつに。

きょうも いつものじかんにむかえにいきます。

ぱぱより