【書籍】 超一流の「自信思考」 ~世界のエリートにも負けない自分のつくり方~_狩野 みき

著者は本書の冒頭でこう言っています。

自信。なんと曖昧で厄介なシロモノでしょう。目に見えないし、自覚しづらいし、経験と努力を重ねたからといって必ず手に入るものでもない。だいたい、何をどうすれば自信がつくのか、誰も教えてはくれません。

引用元:本書.P1

私も自信をもったことが全くないわけではありません。しかしその自信は特に根拠のない変な自信ばかりです。根拠がないので周りで自分よりすごい人がいたり、自信過剰だねと言われたりすると、すぐにその自信は跡形もなく消え去り、逆に劣等感になったりします。

著者が言っているように、自分にとって自信は曖昧な存在です。どうすれば自信を根拠あるものとし、何があってもブレない自信を持つことができるようになれるかを本書から学ぶことができます。

本書はビジネスパーソン向けの書籍であり、エクササイズ形式で話が進んでいきます。

例えば自分の強みを見つけるエクササイズでは、自分の欲から弱さをあぶり出すことから始まります。会議で発言してみんなの注目を集めたいという欲があったとします。そこから自分が「見栄っ張り」であるという弱みを見つけます。この弱みを別の視点から見ることで自分には「向上心がある」という強みが浮かび上がります。

上記のエクササイズから自分は、まったく無欲な人間は弱みも持たない代わりに強みも持てないのだと感じました。自分に根拠ある自信をつけるためには、欲は必要不可欠であると思います。

目標に向かっていく自分を作るエクササイズでは、設定した目標に対して、失敗したりつまづいたりしても立ち上がるための思考力を鍛えます。こちらのエクササイズでは目標を達成するための困難に対してつまづいた場合に、その困難が思い込みでなく事実であれば目標を下方修正していきます。

こちらのエクササイズを実践するにあたっては、下方修正が必要となるような大きな目標を立てるのではなく小さな目標を立てること、または前提として目標の下方修正を繰り返しても自己肯定感や自信を失わないような自分が必要であるように思いました。

本書では、著者が20年にわたって実践・指導してきた考え方に基づくエクササイズが数色々と紹介されています。自分に自信が持てない方が本書を読む際には、すべてを完璧に一度に実践するのではなく、1つ1つ丁寧に実践していくことが、根拠ある自信を持つうえで重要であるように思います。