【今週の一冊】コレステロールを下げるおいしいレシピ 2週間メソッド_白井 厚治, 大越 郷子 (監修)

コレステロールは体の維持になくてはならないもの

母や義母のコレステロール数値が高く、改めてコレステロールを知るために読みました。

悪いと思っていたコレステロールも、実は下記のとても大切な役割がありました。

・コレステロールは細胞膜の材料で、不足すると新陳代謝が鈍り、細胞膜の形が保てなくなって、血管が破れやすくなる
・神経細胞や脳を作る材料の6割がコレステロール
・食べ物の脂肪分を分解する消化液の材料

ただし、増えすぎると動脈硬化を促進したり、動脈硬化性の疾患の危険因子になるため、基準値内に収めることが必要とのことでした。

悪玉と言われるLDLコレステロールは、増えすぎると血管壁が傷つき、そこからLDLコレステロールが入って、アテロームというかたまりができるそうです。

この状態で対策をとらないと心筋梗塞などの、動脈硬化による疾患につながります。

LDLコレステロールとHDLコレステロールの違いは、肝臓からコレステロールを細胞膜や神経細胞などに運搬するのがLDLコレステロールで、あまったコレステロールを回収するのがHDLコレステロールだそうです。

そのためLDLコレステロールとHDLコレステロールのバランスも重要です。

LH比=LDLコレステロール/HDLコレステロール

→2未満(糖尿病や高血圧など、危険因子を持っている人は1.5未満)が望ましい

引用元:コレステロールを下げるおいしいレシピ 2週間メソッド(P. 16)

この本では献立だけでなく、コレステロールとは何かを知ることができます。

食事と運動で改善できるそうなので、コレステロールが気になる人にお勧めの本です。