受診(オルソケラトロジー取扱眼科) 3回目
3月末のとある土曜日。
次男坊がオルソケラトロジーをはじめて10日が過ぎました。
さて、視力はどうなっているのでしょうか。
母ドン:「今日は眼科だけど視力回復しているといいね~」
次男坊:「あーうん。」
母ドン:「見えるようになった?」
次男坊:「まあまあ。」
母ドン:「そっか~。よかったね(心の声)また、まあまあか・・・見えるか、見えないのか、分からないのかはっきりしろよと言いたい・・・」
だいたい、何聞いても「まあまあ。」と答える次男坊。
長男の「うるせーくそババア」よりかましか!と気持ちを切替えて眼科へ。
眼科に着きました。12:00まで受付だと思っていましたが、検査は11:30までが受付だそうです。私たちが到着したのは11:35・・・。
受付 :「検査は11:30までですので次回からはお願いします。」
母ドン:「わかりました。すみません。(心の声)それならそれでホームページとか診察券に明記して欲しい・・・暗黙のルール?って地元の人しかわからないよね・・・知らないこと自体が罪のような雰囲気だけど・・・アウェイ感・・・」
ただ、受付の方も含めて看護婦さんも先生もこちらの眼科は本当に気さくで感じがよい病院です。長いお付き合いができそう。それなら地元の人に混じって暗黙のルールにも乗っかっていこう。
次男坊の検査も無事終わりました。
オルソケラトロジー装用前 右0.5、左0.2
オルソケラトロジー装用後 両目 1.0
視力でたど~~~~~~~~~!
先生 :「どうですか?」
次男坊:「まあまあ。」
母ドン:「だいぶコンタクトにも慣れてきたようです。(心の声)まあまあは家だけにしとくれ~~~(汗)」
先生 :「それでは、両目とも視力も1.0出ていて順調ですのでこのまま続けましょうか。」
次男坊:「どっちでもいい」
母ドン:「どっちでもいいなら続けた方がいいよ。」
看護婦:「レンズ着けるのも上手だしねぇ。」
次男坊:「別にコンタクトでもいいよ。」
先生 :「それではせっかくなので続けましょうか。また視力が合わなくなったりしたらレンズは無料で交換できますので、定期的に診せてください。」
母ドン:「お願いします。定期検査はどのような頻度でくればよろしいでしょうか。」
先生 :「一度ゴールデンウィーク前に診せてもらって、その後は3ヶ月ごとでいいですよ。」
母ドン:「わかりました!」
母ドンの受診
母ドンは、レーシックに失敗してからずっと裸眼とメガネを併用して生活しています。母ドンも年のせいか、最近視力が落ちたな~と実感。
コンサートなどのイベントでは見た目的にもメガネじゃなくワンデーのソフトコンタクトを装用したいな~という軽いノリで母ドンも次男坊と一緒に受診し検査をしました。
コンタクト装用前:右目 0.4 左目 0.7
-1.0ディオプトリー
コンタクト装用後:両眼1.0
上記視力でした。次男坊が-1.5ディオプトリーですが、私はあんなに怖い思いをしてレーシックをやって-1.0ディオプトリーのコンタクトを装用しなければならない現実。
超久しぶりにコンタクトをしてみると・・・なんだこれ違和感あり。特に左目はカーブが合わないのか気になります。
サンプルのコンタクトを4日分ほどいただいて様子をみます。
先生 :「お母さんはコンサートとかの特別なときだけコンタクトしたいんだって?」
母ドン:「はい、旅行の時などもコンタクトにしたいです。」
先生 :「お母さんはレーシックしたんですよね。」
母ドン:「はい。数年前にしましたが、視力が希望どおりには出てません。」
先生 :「レーシックされた方はコンタクトしても中々矯正できないだよね。ぼや~としてるでしょ。」
母ドン:「はい、なんとか検査で1.0は出るんですけど・・・よく見える!とはなりません。。」
先生 :「どこでレーシックしたんですか?」
母ドン:「東京の錦糸眼科です。」
先生 :「あぁ・・・あったね」
母ドン:「???!!!(心の声)あったね?ってどういうこと?今はないの?」
母ドンの手術した眼科は閉院していた!
先生のニュアンスがきになって自宅に帰ってインターネットで検索したら、やっぱり私が手術した眼科はなくなっていた~~~(汗)
閉院した理由もどうやらレーシックで後遺症が出てしまった患者さんに集団で訴訟を起こされていたよう。。私が手術した眼科の院長はレーシックの技術をアメリカからはじめて日本に取り入れたパイオニアだったはず。それが受診の決め手だったのに。。
もうパイオニアという言葉にだまされないと決意しつつ、私がレーシックの手術した経緯を思い出した。
・レーシックをしようと決めたのは大型台風のTVニュースでスーツ姿のサラリーマンがあまりにも強風で木にしがみつきながらメガネを飛ばされ、ふっ飛ばされたメガネを見つかるはずもないのに探している姿を見て明日は我が身、ド近眼では災害時に生き残れないと感じたから
・受診する医院はインターネットで念入りにチェック価格よりも機械の精度、ハイテクノロジー重視
・選んだ眼科は手術代は他の医院よりも高く割高(安価でないことで安心していた)
・説明はそんなにも雑ではなかった(リスクも説明されていた)
・検査も手術も芋洗形式(流れ作業のよう)だが雑ではない
・手術は15人から20人ほどをまとめて手術
・フラップ(角膜を剥がす)してからレーザーを照射するまでの時間にタイムラグがあり(全員フラップが終わるのを待つ)その間「千と千尋の神隠し」のDVDが流れていた(怖がりの私は化物キャラに恐怖倍増)
・他の手術メンバはひょうひょうと千と千尋の神隠しを視聴している中、私ひとり具合が悪くなり(貧血)「すみません、具合が悪いんですけど・・・」と伝え看護婦さんにあめ玉をもらい精神を落ち着かせる
・レーザー照射は怖すぎてパニックになったせいか、院長に赤い点を見るように怒られたが見ることができない。怒られれば怒られるほど見えないことにパニック。何度も赤い点を見るように注意されたが赤い点がぼやけていて見えないため「見えません!」と逆ギレしたら院長は看護婦さんに「検査は合っているのか!」と怒鳴っていた。。ただでさえ手術が怖いのに院長も怖すぎて恐怖でしかなかった。
レーシック以外の選択肢 フェイキックIOL
2,3年ほど前からレーシックに変わる視力矯正手術があると気になっていたので、私はもう二度と目の手術はしないと決めたけれど、子どもたちや知人のために情報として知っていおくのがいいと思う。
角膜を削ること無く視力矯正できる手術フェイキックIOL。
小さなソフトレンズを眼内に入れることで近視、乱視を治療するフェイキックIOLです。
生体適合性が優れており数十年間の長期間にわたって透明な状態を維持できます。
レーシックでは矯正の難しい強度の近視、乱視の方に特にお勧めです。
レーシック以外の選択肢 ReLEx SMILE(リレックス スマイル)
フェムトセカンドレーザーで角膜実質層に切れ目を作成し、角膜内に切片を作成後、それを取り出すことにより視力を矯正する手術です。
レーシックと同じく角膜のカーブを変えて近視や乱視を矯正しますが、角膜の切開幅が小さいため、角膜への負担がより少なくなりました。
レーシック後に生じる特有のドライアイ症状も、ReLEx SMILEにおいては非常に生じにくいと言われています。
オルソケラトロジー以外の選択肢 オサート
オサート®は、従来型オルソケラトロジーに比べ角膜を効率的に凹レンズ化していくため、角膜にかかる圧バランスに創意工夫が求められ、この過程でレンズデザインがより繊細で精密なレベルに引き上げられました。
その結果、従来型オルソケラトロジーでは治療できなかった強度近視や強度乱視のみならず、レーザー手術が適さない円錐角膜、レーザー手術後に出現した再近視化や角膜移植後の不整乱視など、あらゆる角膜形状に対応可能となりました。
更にこの精度の高い技術は、近視治療として開発された従来型オルソケラトロジーの壁を越え、強度の遠視に対しても充分な治療効果をあげており、老眼へのアプローチも実践されています。
遠視や老眼に対するオサート治療は、屈折矯正治療の歴史上初めての画期的な試みであり、世界の中でも当院でしか行われていません。
従来型オルソケラトロジーの限界を超える新しい角膜矯正療法。それが「オサート®」です。
オサートはオルソケラトロジーが不可能な中度以上の近視や乱視や老眼も矯正可能のようです。ただ、オルソケラトロジーのパイオニア三井医師の医院で開発された技術のようで現在は三井医師の医院でしか診ていただけないよう。
くれぐれも「パイオニア」という言葉に惑わされずに選択されることを願います。
今見えることが永遠ではないということ
娘ドンのものもらいから始まり、次男坊の目の傷と近視、母ドンのレーシック失敗談・・・どれもこれも目の大切さを教えてくれます。
まずは「あたり前田のクラッカー※」的に目の前に見える世界が当たり前になっているけれど、「見える喜び」を感じて、目の前にある現実を目にすることができる幸せにあらためて感謝したいと思う。
レーシックは眼科医もやらないって職場の人が言っていたな。。ただ私のように希望する視力が出ない人もいれば、レーシックやってよかった!!!という人がほとんどで・・・ハッピーになった人も星の数ほどいるはず。
そのウラでレーシック難民というレーシックの手術が原因で今までの生活ができなくなってしまった人もいて取り返しのつかないことになっている。今まであった当たり前の幸せが奪われてしまった人の気持ちを考えるとレーシックは気軽に人に勧めることはできないが自分の実体験は話すことはできる。
今はインターネットでたくさんの情報があり過ぎて、なにが正しくてなにが間違った情報なのか判断しづらいほど無数に情報があふれている。
人生は選択の連続だからこそ、なにかを決めるときに発信側ではなくユーザー側にとって有益で選択しやすい情報がインターネットの世界に広がれば、取り返しのつかないことも閉院した眼科のように被害者が続出し被害が広まることを抑制できたかもしれない。
真実=事実がユーザーに伝われば悪事は続けられなくなるので悪は淘汰されるはず・・・。
それとは別に人生は選択の連続な故に、誰がなんと言っても、どんな情報を信じるか信じないかも最後「選択」するのは自分の意志だという「選択」に対しての責任を持ちたい。
自分が決めた選択に後悔しないように、なにを決めるにもクリティカシンキング(じっくり考える、最高のシナリオ・最悪なシナリオを考えたあとに覚悟を持って決める)が必須だと思った。
息子に「うるせーくそババア」と言われようが、「まあまあ」とか質問の答えになっていないようなコミュニケーションであっても、いまここに目の前にシアワセが存在している。このシアワセが永遠ではないシアワセだからこそ、いま見えている幸せを感じて生きたい母ドンです。
※あたり前田のクラッカー:40才以上なら知っているはずの昭和ギャク(オヤジギャク)
用件がある方はこちらからと書かれているが、個人情報を全部盛りで送信しなきゃならない感じ。。得体の知らないページに個人情報を入力していいのか・・・途中まで書きかけたが・・・ダメでしょ、NG!