度を越した清潔志向が、体を病原菌に弱くする!?
著者は、世の中では除菌したほうがいいといわれる菌でさえ、健康ならば日和見菌(健康なら無害だが、免疫が落ちると病原菌化する)だから、むやみに除菌しないほうがいいという考えです。
かなり過激に感じる意見もありますが、そんな視点もあるのかという風に読むと、なかなか面白いです。
私はこの本を読むまで、日和見菌という条件次第で悪にも善にもなる菌がいることを知りませんでした。
自分の免疫力次第で良いほうに働く菌がいるなんて、とても不思議です。
免疫力さえつけてしまえば、例えばO-157を飲み込んでも症状が出ないなんて、すごいと思います。ぜひ免疫力上げないと!!!
清潔にすることは大切だけれど、度を超すと雑多な菌と共生できず、自分の免疫機能が強化されないそうなので、除菌もほどほどに身の回りの菌とおおらかに接し、抗生物質や食品添加物を不用意に腸に入れないという意見は参考にしたいです。