2016年4月8日 今日の東電プレスリリース

※ 集水タンクはサブドレン・地下水ドレンから汲み上げた水を浄化施設に送る前に貯えておくタンクのこと。

【注目】4月1日採取の集水タンクNo.2のトリチウム濃度が「1,100Bq/L」に上昇。東京電力の運用目標は1,500Bq/Lとなっている。

サブドレン・地下水ドレン 排水の分析結果(4月6日採取分)

地下水バイパス

◎日報に新規事項の記載なし

H4,H6エリアタンク周辺観測孔(周辺排水路含む)の状況、タンクパトロール結果

◆最新のパトロール

4月7日のタンクエリアパトロールや汚染水タンク水位計による常時監視において、漏えい等の異常がないことを確認。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|福島原子力事故に関する更新|東京電力ホールディングス株式会社 2016年4月8日

南放水口・排水路 原発構内の高台、タンクエリアへ排水路が流入する「B排水路ふれあい交差点近傍」の分析結果

◆H4エリア

◎日報に新規事項の記載なし

○H4エリア周辺地下水E-1<全ベータ>
4月06日採取分: 6,000Bq/L
4月05日採取分: 6,900Bq/L
4月04日採取分: 8,900Bq/L
4月03日採取分: 8,100Bq/L
4月02日採取分:11,000Bq/L
4月01日採取分:12,000Bq/L
3月31日採取分: 8,900Bq/L
3月30日採取分:14,000Bq/L
3月29日採取分: 7,800Bq/L
3月28日採取分: 6,500Bq/L
これまでの最高値:710,000Bq/L(2013.11.10)

◆H6エリア

◎日報に新規事項の記載なし

1~4号機タービン建屋東側 地下水観測孔No.1、No.1-14でストロンチウム-90が過去最高値

◎日報に新規事項の記載なし

福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果|東京電力ホールディングス 平成28年4月8日

<過去最高値>地下水観測孔No.1
ストロンチウム-90:17,000Bq/L(2016.03.01)
 これまでの最高値:16,000Bq/L(2016.01.01/02.02)

<過去最高値>地下水観測孔No.1-14
ストロンチウム-90:79,000Bq/L(2016.03.01)
 これまでの最高値:65,000Bq/L(2016.02.02)

地下貯水槽地下貯水槽漏えい検知孔、前回値との間で10%以上の変動

<最新のサンプリング実績>
4月6日に採取した地下貯水槽観測孔、地下貯水槽ドレン孔、地下貯水槽漏えい検知孔の水を分析した結果、地下貯水槽i(漏えい検知孔水)南西側の全ベータ放射能が、前回値(3月30日採取)87Bq/Lに対し、8,100 Bq/Lに上昇していることを確認。その他の分析結果については、有意な変動は確認されていない。
4月7日、当該漏えい検知孔およびその周辺の地下貯水槽観測孔・ドレン孔について、試料の採取・分析を行う。
引き続き、地下貯水槽観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。(既出)

4月7日に採取した地下貯水槽観測孔の水における全ベータ放射能を分析した結果、前回値(4月5日採取)と比較して有意な変動は確認されていない。

地下貯水槽観測孔の東側(海側)に位置する海側観測孔から採取・分析した水の全ベータ放射能についても、前回値と比較して有意な変動は確認されていない。
また、地下貯水槽i(漏えい検知孔水)南西側において全ベータ放射能の上昇した件について、4月7日に採取した地下貯水槽i(漏えい検知孔水)南西側、地下貯水槽i(ドレン孔水)南西側、近傍の地下貯水槽観測孔(A17)の水における全ベータ放射能を分析した結果は以下の通り。

 ・地下貯水槽i(漏えい検知孔水)南西側 9,300 Bq/L
  (前回値(4月6日採取)8,100 Bq/L)
 ・地下貯水槽i(ドレン孔水)南西側 検出限界未満(24Bq/L)
  (前回値(3月25日採取)検出限界未満(20Bq/L))
 ・地下貯水槽観測孔(A17) 検出限界未満(26Bq/L)
  (前回値(4月6日採取)43Bq/L)

また4月6日採取した地下貯水槽i(漏えい検知孔水)南西側の水におけるトリチウム分析結果については、前回値(3月2日採取)検出限界未満に対し、3,100Bq/Lと上昇していることを確認。

4月7日に採取した地下貯水槽i(ドレン孔水)南西側、その他の観測孔および海側観測孔の測定結果に変動が無いことから、周辺環境への影響は無いものと考えている。

なお、地下貯水槽i(漏えい検知孔水)南西側は当面毎日、地下貯水槽i(ドレン孔水)南西側は週1回のサンプリングを継続していく。
引き続き、地下貯水槽観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|福島原子力事故に関する更新|東京電力ホールディングス株式会社 2016年4月8日

※ 「有意な変動は確認されていない」とするものの、前回値との間で10%以上の変動が見られる。

1~3号機放水路

<最新のサンプリング実績>
今回の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|福島原子力事故に関する更新|東京電力ホールディングス株式会社 2016年4月8日

構内排水路

関連データ(東京電力以外のサイト)