イベントでいわき市(福島県)に行ってきました。いわきと言えば、驚きのサンドウィッチのジュネスです(もちろんそればかりではありませんけど)。イベントで知り合った人たちに写真を見せたら「行きたい!ぜひに」ということで再訪(実際には4度目くらい)しました、いわき・ジュネス。
小雨の降る中、市役所近くの橋を渡ってたどりついたジュネス。駅からは遠いような近いような。まあ歩けないこともない距離にあります。祝日の朝10時、普段よりは空いていましたが、入店後にはどんどんお客さんが増えていきます。
待つことしばし、出て参りました、タマゴサンドとカツサンド。やっぱりすごい。「やっぱり」も「すごい」も何も具体的に説明していない言葉だと思いつつ、そんな言葉しか出て来ないような圧倒的な存在感。一緒にいった人たちも口々に、「これ、写真撮るのに比較対象がいるね」。お皿の隣に手を差し出してみても、お冷やのコップを置いても、いまいちサイズが伝わらない。次回はスケール(モノサシ)を持って来ようなんて言いながらバクバク、ぽろぽろ。
具の大きさが想定をはるかに超えているので、食べようとするとこぼれてしまう。とくに要注意なのがカツサンドのキャベツ。
「うわ、こぼれてるじゃん」ぎゃはは。「えっ、こぼれないように食べたつもりだったのに」(やはりぽろぽろ)ぎゃはは。
いえいえ、強調したいのはこぼれるほど具が大きいってことではなくて、そのおいしさなのです。カツサンドは丸ごと食べるとそれだけで、サクサクふんわりのトンカツの味わいのみならず、ソースの絶妙の味つけ、キャベツのシャキシャキ感、ぴりっと効いたカラシ、そしてふんわりとしたパンの味わいが渾然一体となって体にしみ込んでくるのです。あたかも最高級トンカツをお皿ごとまるっと食べてる感じ。
そう、渾然一体とはジュネスのサンドウィッチのためにある言葉なのではないかという感じなのです。
ジュネスにはカツサンドやタマゴサンドの他、ツナサンドや野菜サンドなど、何種類かのサンドウィッチがありますが、いずれもそのおいしさとボリューム感は圧倒的。しかも、カツとタマゴとかタマゴと野菜とか組み合わせて注文することもできます。
食べるその都度思うのは、こんなサンドウィッチ、商売として成り立つのだろうかということ。むちゃくちゃ原価率高いはずなのです。でもきっと、そこにはジュネスさんの「おもてなしのこころ」があるのでしょう。朝のオープン直後からお店にやってくるお客さんたちの中にも、「東京からお客さんが来るから、食べさせようと思ってね」とか「久しぶりに息子が帰省するから」なんて話していたりもする。
ソウルフードなんですね。
一度食べたら、誰かをきっと誘いたくなるジュネスのサンドウィッチ。未経験のみなさんは是非一度、いわき市に来て、たくさん歩いて、そしてジュネス経験者になってほしいなあと、いわきのソウルがしみ込んで、ちょっと先輩ヅラして思ってみたりして。
ジュネス
お店の入口は北側です
◆お店紹介◆
ジュネス
福島県いわき市小島町2-9-20
0246-27-0374
朝8時から営業とのことです!