関東甲信越地方では7月19日頃、平年より2日早い梅雨明け。中国、近畿、東海地方でも20日頃には梅雨明けと気象庁が発表しました。
梅雨入りの頃から咲き始めた、近所の蓮の花も、そろそろ今年の咲き納めを迎えようとしています。夏を迎える鮮やかな彩りです。
夜露か、あるいは未明に人知れず降った雨があったのか。
蓮の花が咲く時にする音は誰も聞いたことがないという話もありますが、花が散る時の音なら、耳を澄ませばきっと聞こえてくるように思います。
咲く花がある一方で散る花もあるのです。
中華料理の匙をレンゲと呼ぶのは、この花の花びらの形を誰もが知っているという共通の知があったからに違いありません。
なんてことより何よりも、季節の変わり目に顕著な雨の時期がある日本の四季。その雨の季節を象徴するのが蓮の花なんですね。
今日も人には聞こえない「ポン」という音を立てて、静かに蓮の花が花開きました。
花開く寸前の花もありました。
明後日頃には咲きそうなつぼみも見られます。
このつぼみも遠からず散華してしまいますが、その頃には夏の本番が訪れるのです。