2015年5月16日 今日の東電プレスリリース

1~4号機タービン建屋東側 ~地下水観測孔No.1-9の全ベータが過去最高値の続報

5月14日に採取した地下水観測孔No.1-9の全ベータの値については、前回値が49Bq/L(採取日5月12日)であったが、今回の分析値は2,800Bq/Lと上昇。今回の上昇については、分析の過程において放射性物質の混入も考えられることから、再度、地下水観測孔No.1-9の水を採取して分析を実施する。
なお、港湾内の分析結果において、前回と比較して有意な変動がないことから、現時点で外洋への影響はないものと考えている。(既出)

5月15日に採取した分析結果は、全ベータ値で24Bq/Lであり、5月12日に同観測孔で採取した水の分析結果(49Bq/L)と同程度であることを確認した。
このことから、5月14日に採取した水の分析値については、先日の台風による影響、または採取時において作業場所で放射性物質が混入した可能性が考えられる。
なお、昨日採取したトリチウム値については、検出限界値未満(検出限界値:110Bq/L)だったが、今後も引き続き監視を継続する。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年5月16日

※ 海水の全ベータの値は、天然の放射性核種カリウム-40の影響で1リットルあたり10ベクレル程度を示す場合が多いが、数値がそれを超えていること自体、注意を要する状況であることに変わりない。

地下貯水槽

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年5月16日

1号機放水路

新規事項なし

2号機放水路の続報。全ベータは63,000Bq/Lと前回同様に高い濃度

5月15日に採取した水の分析結果については、全ベータ値が63,000Bq/Lと前回と同様に高い濃度であることを確認した。
なお、同立坑周辺の地下水観測孔の全ベータ値については、高濃度の値は確認されていない。
引き続き、同立坑の監視強化を行うとともに、上昇原因について調査を実施する。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成27年5月16日

関連データ(東京電力以外のサイト)

以上、「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」平成27年5月16日分の変更箇所を中心にピックアップしました。