1号機放水路 ~極めて高濃度の汚染を示す1号機放水路立坑の測定結果(3月12日採取分)にトリチウム濃度を追記
<最新のサンプリング実績>
当該放水路上流側立坑水については、セシウム134、セシウム137および全ベータ放射能とも引き続き上昇傾向にあることを確認。なお、当該放水路上流側立坑水のトリチウム濃度については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。
◆採取日(3月2日)→ (3月5日)→ (3月9日)→ 最新(3月12日)
<1号機放水路立坑水(上流側)>
セシウム134: 5,900 Bq/L → 11,000 Bq/L → 18,000 Bq/L → 23,000 Bq/L
セシウム137:20,000 Bq/L → 38,000 Bq/L → 63,000 Bq/L → 79,000 Bq/L
全ベータ: 26,000 Bq/L → 49,000 Bq/L → 70,000 Bq/L → 98,000 Bq/L
トリチウム: 360 Bq/L → 360 Bq/L → 390 Bq/L → 510 Bq/L
<1号機放水路立坑水(下流側)>
セシウム134: 270 Bq/L → 380 Bq/L → 410 Bq/L → 2,100 Bq/L
セシウム137:1,100 Bq/L → 1,300 Bq/L → 1,500 Bq/L → 6,800 Bq/L
全ベータ: 3,100 Bq/L → 3,400 Bq/L → 3,300 Bq/L →10,000 Bq/L
トリチウム: 1,900 Bq/L → 2,000 Bq/L → 1,700 Bq/L → 1,500 Bq/L
関連データ(東京電力以外のサイト)
以上、「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」平成27年3月14日分の変更箇所を中心にピックアップしました。
構成●井上良太
3月13日分のデータでは、地下貯水槽ドレン孔水での最高値は「iの北東側」で91Bq/L。地下貯水槽漏洩検知孔水では「iの北東側」で93,000Bq/L。「iiの北東側」は3,600Bq/L。「iiiの北東側」で2,300Bq/L。「iiiの南西側」で5,400Bq/L。(ともに全ベータの値)