2014年9月16日 今日の東電プレスリリース

サブドレン他水処理施設の系統運転試験が始まる。汚染水を処理した水をどう扱うのか、今後の動きに注目したい

9月16日(火曜日)に公開された「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」。前日からの変化や変更点を中心に読み解きます。

サブドレン他水処理施設の運転試験について、このタイミングで発表

※サブドレン他水処理施設について、9月16日午前8時8分より、新たにサブドレンピットから地下水を汲み上げ、当該水処理施設全体(集水設備、浄化設備)の系統運転試験を開始。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年9月16日

操作卓が落下した3号機プール水の分析結果とプラントパラメータ ~9月15日分

使用済燃料プール水の放射能分析の結果(採取日:9月15日)
・セシウム134:4.1×10^2 Bq/cm3
・セシウム137:1.3×10^3 Bq/cm3
・コバルト 60:検出限界値未満(検出限界値:9.6×10^-1 Bq/cm3)

プラントパラメータ(9月15日午後4時現在)
・モニタリングポスト:有意な変化なし
・原子炉建屋オペフロ雰囲気線量:有意な変化なし
・使用済燃料プール水位:有意な変化なし
・スキマーサージタンク水位:有意な変化なし

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年9月16日

リットル当たりの線量に換算

・セシウム134:410,000 Bq/L
・セシウム137:1,300,000 Bq/L
・コバルト 60:検出限界値未満(検出限界値:960 Bq/L)

1号機~6号機

新規事項なし

◆1号機
・復水貯蔵タンク(CST)を水源とする淡水を原子炉へ注水中
・原子炉および原子炉格納容器へ窒素封入中
・原子炉格納容器ガス管理システム運転中
・使用済燃料プール循環冷却系運転中

※滞留水移送は停止中

◆2号機
1号機と同じ4項目に加え、
・2号機タービン建屋地下→集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋)へ高濃度滞留水を移送中(平成26年9月3日午前10時47分~)

※滞留水移送は運転中

◆3号機
1号機と同じ4項目に加え、
・3号機タービン建屋地下→集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋)へ高濃度滞留水を移送中(平成26年9月13日午前10時9分~)

※滞留水移送は運転中

◆4号機
・原子炉内に燃料なし(使用済燃料プールに保管中)
・使用済燃料プールから共用プールへ燃料移動
・使用済燃料プール循環冷却系運転中

◆5号機
・冷温停止中
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中

◆6号機
・冷温停止中(燃料は全て使用済燃料プールに保管中)
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中

共用プール・水処理設備および貯蔵設備

新規事項なし

◆共用プール
・使用済燃料プール冷却浄化系運転中
・共用プール低電導度廃液受タンク水について、同タンクから集中廃棄物処理施設(高温焼却炉建屋)へ適宜移送を実施。

◆水処理設備および貯蔵設備の状況
・セシウム吸着装置停止中
・第二セシウム吸着装置(サリー)運転中
・淡水化装置 水バランスをみて断続運転中
・多核種除去設備(ALPS)ホット試験中

地下水バイパス ~海洋排出中の海水サンプリング結果

同日、この際の南放水口付近の海水についてサンプリングを実施し、前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

注:同日とは9月13日

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年9月16日

H4,H6エリアタンク周辺観測孔(周辺排水路含む)の状況、タンクパトロール結果

◆最新のパトロール

9月15日のパトロールにおいて、新たな高線量当量率箇所(β線による70μm線量当量率)は確認されていない。堰床部に雨水が溜まった箇所については、雨水による遮へい効果により引き続き線量当量率は低い状態となっている。また、目視点検によりタンク全数に漏えい等がないこと(漏えい確認ができない堰内溜まり水内を除く)、汚染水タンク水位計による常時監視(警報監視)においても異常がないことを確認。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年9月16日

◆H4エリア

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年9月16日

◆H6エリア

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年9月16日

1~4号機タービン建屋東側

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年9月16日

1~4号機サブドレン観測井 ~建屋山側サブドレン水のストロンチウム90分析結果

建屋山側サブドレン(N10、N12、N13)にて、それぞれ8月21日、6月4日、6月20日に採取した水のストロンチウム90の分析結果は、すべて検出限界値未満であった。今後も引き続き監視を継続する。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年9月16日

地下貯水槽

<最新のサンプリング実績>
前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。

引用元:福島第一原子力発電所の状況について(日報)|東京電力 平成26年9月16日

以上、「福島第一原子力発電所の状況について(日報)」平成26年9月16日分の変更箇所を中心にピックアップしました。
構成●井上良太