今日は4月1日。2013年の幕明けから早くも3か月が経過し、新年度を迎えました。誰しもが心機一転!「新しい気持ちで頑張ろう」と誓うこの季節。ポテトチップス業界でも期待のニューカマーが現れました。
それがこれ、「コイケヤポテトチップス 塩こんぶ味」(くらこんの“塩こん部長”監修)。
なんと、ポテトチップス界の老舗・コイケヤが、同じく海産乾物業界の老舗・くらこんとタッグを組み、ポテトチップスフレーバーの新提案ともいうべき商品を世に送り出してきたのです。
コイケヤと言えば、日本で初めて大衆向けのポテトチップスを世に送り出した老舗のお菓子メーカー。ポテトチップスのほかにも、カラムーチョ、ポリンキー、スコーンと言えば知らない人はいないほどのロングセラー商品です。近年は日清食品とコラボした「チキンラーメンチップス」や「日清焼そばチップス」など、他社商品とのコラボにも積極的で、遊び心溢れる取り組みが目立ちます。
一方、塩こんぶを手掛けるくらこんは、大阪府にある海産乾物専門の食品メーカー。90年以上の歴史を誇る会社ながら、凝り固まった常識にとらわれないユニークな商品群で知られています。主力商品である「塩こんぶ」では、塩こん部長という「昆布を愛する営業マン」キャラクターを前面に押し出した露出を行っており、CMが放送される関西では、塩こん部長はちょっとした有名人だったりもします。
素朴な味に活きる「塩こんぶ」は万能調味料!
さて、何を隠そうワタクシは大の塩こんぶ党。酷い時はもはや飴かガムの類のごとく、日常的に塩こんぶを食べていたほどで、親には塩分過多を注意されるほどでした。
塩こんぶとは非常に素晴らしいもので、これさえあれば、炒飯、焼きそば、お吸い物などがパパッと作れてしまう、まさに万能調味料なのです!「ご飯にふりかけるだけじゃないの?」という人は、一度試してみてほしいところ。オススメは「きゅうり、ごま油と和えた浅漬け」「旬の食材と一緒に炊き込みご飯」「カツのソースのかわり」などなど。確実に料理の常識が変わります。
そしてそして、その中でも僕が塩こんぶの楽しみかたとして太鼓判を押していたのが、「ポテトチップスにふりかける」でした。そう、ポテトチップスの素朴な味わいに、昆布のうまみとほのかな甘みが程よくマッチするのです!これが実にうまい。
塩こんぶを調味料として見たとき、その最大の特長は昆布が持つグルタミン酸といううま味です。つまり、素朴な味わいであればあるほど、塩こんぶはその味を引き立ててくれるのです。ですので、出来るだけ味付けの薄いプレーンな食べ物であれば、塩こんぶを試してみる価値はあるでしょう。
どこまでポテトチップスに馴染むかがカギ
それでも市販のポテトチップスに塩こんぶを振り掛けるのでは、どうしても塩分が高くなりがちなのが悩み。そこで僕は自分でじゃがいもをスライスしてポテトチップスを揚げたこともあるほどですが、いかんせんこれは手間がかかりました。ポテトチップスと塩こんぶはこれほどまでに相性が良いのに、もっと気軽に2つの味を楽しめたら良いのに。僕はわりと本気でそう思っていたのです。
そうした矢先、満を持してこのニュースです。2つの老舗がやってくれました!ポテトチップス「塩こんぶ味」(くらこんの“塩こん部長”監修)。そうそうこれですよ!これが食べたかったのです。まだ食べていませんが、もう食べる前からわかります。これは間違いなく美味しいです。
あえて課題をあげるとすれば、塩分がトゲトゲしくなってしまわないこと!ポテトチップスに塩こんぶをそのまま振り掛ける場合、確かに美味しいのですが、そこが気になったのも事実です。塩けを控えめにしつつ、どこまでポテトチップスの風味を引き立てるかがカギになるでしょう。しかし、そこは老舗メーカー同士ですから無難にクリアしていると期待します!
さて、「塩こんぶ味」ばかり語ってきましたが、一緒に「こんぶ梅味」も発売とのこと。なるほど。梅昆布茶に代表されるように、昆布と梅の相性も抜群ですからね!こちらも期待できそうです。
発売は今日、4月1日。規格は55g、78gとあり、全国のスーパー、コンビニで販売されるそうです。退社したらスーパーをチェックしなきゃ。