【島のちょっとイイ景色】水平線に沈む夕陽

何もない景色なのに、なんだかほっとしてしまう

瀬戸内海・来間海峡大橋(愛媛)を眺める。夕陽は海の果てに消えていく。

 写真は瀬戸内海、来島海峡大橋と夕焼けです。来島海峡大橋は愛媛県・大島と四国を結ぶ橋で、道路はそのまま芸予諸島の島々を通過しながら尾道まで続きます。写真のとおり、小さな島々が多く点在する瀬戸内海の景色は情緒が抜群。島々の向こうに映える夕陽に、魅せられます。 当然のことですが、島は陸地が延々と続くわけではなく、ややもすればすぐに海が広がります。高い建物も無く、見えるとしてもせいぜい空、海、船、鳥、向こう岸くらいのもの。何もない景色なのに、なんだかほっとしてしまいます。

礼文島(北海道)から日本海側。雲ひとつない。

石垣島(沖縄)の夕陽。撮り方で雰囲気も変わる。

 だからこそ、島を訪れたなら夕陽にこだわってみてください。西側に海が拓けた島なら、水平線に沈みきるその瞬間まで眺めることも可能です。 島によっては夕陽を見るための展望台や、腰掛けるベンチが設けられたりしています。もしかしたら、グリーンフラッシュ※が見えるかも知れません。。

小笠原諸島・母島(東京)から見る夕陽。南国情緒あふれる木々が良い感じ。

※ グリーンフラッシュ → 夕陽の沈み際、一瞬だけ緑色の光が輝く現象。ただ夕陽が沈むだけでなく、「遠くまで晴れている」、「空気が澄んでいる」など、いくつかの条件が揃わないと見ることができない。島によってはグリーンフラッシュを見るために、足しげく展望台へ通う人もいるとか・・・。

見ることができる島々

西側が海に開けた島々ならどの島でも見ごたえ抜群。島々のなかに沈んでいく夕陽なら、瀬戸内海や長崎の島々がおすすめ。また、グリーンフラッシュが見える確率が高い島としては、八重山諸島や小笠原諸島が人気。