南三陸の町中に登場した「きりこ」

復興への決意を記す南三陸のきりこボード

南三陸町の防災庁舎近くの街並み跡に、こんなボードが掲示されている。建物がなくなった土地で、元あったお店や住んでいた人の記憶と決意が、東の海の方に向かって表明されている。

南三陸に伝わる切り紙細工「きりこ」を模して作られたボードだという。

8月25日(土)〜9月11日(火)まで開催された「南三陸 福幸きりこ祭」の一環として、いまもまだ海にいらっしゃる方へ届ける、巨大なメッセージきりことして制作されたもの。祭りの後も、引き続き掲示されている。

説明はいらないだろう。

建物がなくなり、やがて基礎も撤去される被災地。そこに誰が生き、ここに誰が生き続けようとしているのか。胸に響くメッセージは期限未定で掲示され続けている。

(2012年10月)