真黒岬
島の東端であり、沖縄県の最東端になります。大東諸島の名産と言えば、マグロ。そのマグロがよく釣れる場所ということでこの名がついたそうです。北大東空港の敷地内のため、徒歩や自動車で近づくのはやや困難。沖縄最東端の碑はここより少し南、沖縄海の近くにあります。
島と遊ぶ
沖縄海
他の沖縄の島々と違って断崖絶壁のため、気軽に海水浴ができない大東諸島。せっかくのエメラルドブルーの美しい海も、気軽には遊べないのが惜しいところなのです・・・。しかし、唯一沖縄の海のような柔らかい波が出ることから、「沖縄海」と呼ばれる場所があります。大東諸島も沖縄なのに、「沖縄の海のようだから沖縄海」というネーミングもなかなかすごい!!北大東空港の東側にある遊歩道から行くことができ、潮だまりでは海水浴も楽しめます。
南大東島
【名 称】
南大東島(みなみだいとうじま)
【所在地】
(地図)
【面 積】30.57㎢
【周 囲】
21.2km
北大東島の10km南へ位置するやや大きめの島。沖縄県内でも6番目に大きく、近年は観光地化も進んで活気づいています。大陸と隔絶されていたことから、固有の動植物が豊富。島内に形成されている植物群落や、日本一の美しさと言われる鍾乳洞など、見どころもたくさんあり、ガイドなどのサービスも充実しています。 また、島の周辺はマグロ漁が活発。北の海でとれるマグロよりもモチモチとしており、風味も豊か、味はほのかに甘く、最近は本土の飲食系バイヤーからも注目を集めつつあるようです。そのほか大東そばや島寿司なども、この島では定番の味。どちらも見逃せません。
断崖絶壁の島ではありますが、集落は全体的に起伏が少なく、過ごしやすいのも特徴。島の外周がやや盛り上がっているため、島内からは見る夕陽は地平線に沈んでいくのも島としては珍しいかも知れません。しかし、平坦なさとうきび畑が広がるだけのまっすぐな地平線に沈む夕陽も、味わい深いので必見です!!
景色を楽しむ
西港旧ボイラー小屋
台風上陸時など船舶を陸地に揚げる必要があった際に稼働していた施設。島の珊瑚石灰岩を積み上げてつくられました。島開拓の歴史を物語る貴重な建物で、国の登録有形文化財に指定されています。
玉置記念碑
玉置半右衛門の開拓団が事務所を構えた場所。
大東神社
北大東島の大東宮と同じく、開拓団によって建立されました。ダイトウコノハズクやダイトウオオコウモリが飛び交うため、生態観察にもってこい。
日の丸展望台
島の南部にある展望台。まるで火山のカルデラのように島の内側がやや窪んでおり、さとうきび畑が延々と広がります。ここから島の70%が見渡せるんだとか。
フロンティアロード、フロンティアパーク
役場付近より西港付近まで伸びる3km程度の遊歩道。かつてさとうきびの運搬に利用された軌道跡があり、当時は日本最南端の鉄道だった「シュガートレイン」が走っていました。その西港付近にはキャンプ場やコテージが整備されています。
施設を楽しむ
星野洞
海底火山がサンゴをまとい、隆起してできたのが大東諸島。島のあちこちに鍾乳洞があるようですが、一番の見どころは星野洞!!つららのような鍾乳石から、まるで泡の噴き出たシャンパンのようなものまで。人によっては日本一と太鼓判を押すほどの鍾乳洞です。ちなみにここは星野さん宅の敷地内にあることからこの名前がついたのだとか・・・。いやー単純明快!!
ビジターセンター(島まるごと館)
島の情報を1点に集めた情報館。自然、文化、歴史、産業、人などなど、博物館として展示されています。浅いながらも濃い歴史がある大東諸島だけに、楽しみのきっかけがたくさん落ちてそうな施設です。かつて島内産のさとうきびを港へ運んだシュガートレインも展示されています。ちなみに館長はダイトウオオコウモリ。
(公式HP)
大東諸島の情報あれこれ
遊 び
釣り(トローリング)、キャンプ、ゴルフ、(北大東島)遊覧船
(南大東島)ダイビング、ホエールウォッチング、キャンプ
食べる
大東まぐろ、じゃがいも、砂糖
郷土料理
マグロ節、島寿司、大東そば、大東ようかん
お土産に
(北大東島)ふりかけ(シーダイヤモンド)、まぐろ加工品、漬物(パパイヤ漬、南蛮漬など)、大東ようかん(じゃがいも)(南大東島)黒糖、シージャーキー(まぐろ、さわら)、海鮮タコライスの素、大東ようかん(黒糖、抹茶など)、ラム酒
う た
(北大東島)北大東音頭、夢多き島(南大東島)南大東音頭、南大東村歌