ルパン三世・カリオストロの城のモデル?【モン・サン・ミシェル】

『ルパン三世・カリオストロの城』はルパン三世の劇場版第2作。現スタジオジブリの宮崎駿が初めて監督した映画作品です。その舞台のモデルとなった場所をご存知でしょうか。フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ、小島に築かれた『モン・サン・ミシェル』という修道院です。

【歴史】 世界中から年間200万人の観光客が訪れるこの島は、もともと先住民のケルト人が信仰する聖地でした。708年、アヴランシュ司教オベールが夢の中で、大天使・ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」とお告げを受けて礼拝堂を作ったのが始まりとなりました。966年にはノルマンディー公リシャール1世が修道院を島に建設し、それが増改築を重ねて13世紀には現在の形になったと言われています。  

【モン・サン・ミシェルの構造】島の内部は複雑な作りになっています。かつて要塞として機能していたこともあり、島は立派な城壁で囲まれています。その内側にはグランド・リュというメインストリートがあり、お土産屋さんやレストランがひしめき、非常ににぎやかな通りになっています。劇中ではルパンと次元がこのストリートのどこかのレストランで、パスタを奪い合うようにして食べていましたね。

ルパン「飯だ飯~!血がたりね~~!」 

通りを上っていくとモン・サン・ミシェル修道院にたどり着きます。修道院内は高低差が激しく、上り下りの階段が沢山あります。エレベーターやエスカレーターが一切ないので、周辺を散策するにはかなりの体力が必要です。劇中のルパンは複雑な修道院の構造を利用して、銭形警部や敵の兵士から巧みに逃げ回っていましたね。

銭形「バカモン!それがルパンだ~~!」 

【劇中のモデルとなった村、サンレオ】ルパン一行がカリオストロの城にたどり着く前、羊や牛が放牧されているのどかな村がありましたね。ルパンが道ばたに車をとめて、空を見ながら一服するシーンは印象的です。そのモデルとなった場所は、イタリアのサンマリノ地区から20kmほど南西にあるサンレオという小さな村です。

ルパン「平和だな~」

世界遺産にも登録されているこの土地は、人口300人ほどの小さな村。街中は石造りの可愛らしい建物に囲まれ、トスカーナを思わせるような青々とした丘陵地からは、サンマリノ共和国を望むことができ、奥に広がるアドリア海までもが見渡せます。

銭形「ルパンはあなたの心を盗んでいきました・・・」