昨日の名言「数少ない改革をする前向きな部分」

~ 昨日の名言 2012年4月24日 ~

「子供(の分野)は数少ない改革をする前向きな部分だ」

これは迷言。2012年4月24日の産経新聞記事:少子化担当大臣 民主政権9人目 小宮山厚労相が兼務より。

民主政権になってなんと9人目(野田内閣で4人目)になる少子化担当大臣に就任した小宮山洋子厚労相(兼務)が、辞令交付早々、言っちゃった。

「一体改革の中で、子供(の分野)は数少ない改革をする前向きな部分だ。しっかりやってほしい」

と首相に指示されたって言うのだ。

ってことは、ほかには前向きじゃない部分がたくさんあるってこと?年金、医療などを含めた一体改革のはずなのに、子育て支援だけは別扱い?

政治部記者ならずとも、突っ込みたくなるところ。

直後から藤村修官房長官が記者会見で「小宮山氏自身の発言」など強調して、火消しに懸命だったとか。

その後、24日の記者会見で、「私が話したことで、首相が言ったわけではない」と小宮山氏自身が訂正した。

首相の発言ではなかったということで幕引きを図るのか。

小宮山氏は過去にも、「(たばこの値段は)700円台くらいまではたどり着きたい」と厚労相の立場で発言し、たばこ税を所管する財務省の安住淳大臣が不快感を示したことがある。

◇参考記事:少子化担当大臣 民主政権9人目 小宮山厚労相が兼務(2012年4月24日 産経新聞)