市街地工事現場に現れた遊具 iRyota25 2017.02.18 4 2,362 0 陸前高田市のかさ上げされた土地で進められている中心市街地の建築工事。今週末、現場の一角にカラフルな遊具が登場した。 場所は建設中の図書館の近く。グレーや土色ばかりが目立つ建設現場に姿を見せた遊具は、気持ちをぱっと明るくさせてくれる。いまはクレーンや作業車両
陸前高田の復興住宅、陽光あふれるガラス戸の中で iRyota25 2017.02.17 4 3,043 0 陸前高田市役所近くの高台にある県営栃ヶ沢アパート。9階建て300戸以上という規模は、岩手県内で最大の災害公営住宅だ。 2月15日、ここ栃ヶ沢アパートの集会場に県知事がやってきて、住民と意見交換するという噂を聞いたので、自治会準備会の副代表(候補)の方、知り合いの住
陸前高田の人が言った「住田は桜がいっぱい」という言葉 hometown_of 2017.05.02 4 2,044 0 大船渡や陸前高田の桜はほとんど散ってしまったが、20kmほど内陸の住田ではまだ満開の桜を楽しめる。さらに内陸の遠野では満開はまだこれから。東北は少し移動するだけで何度も桜を愛でることができる。 住田町の仮設住宅の通路でMさんにばったり出会った。閉校になった小学校
2016年7月11日の一本松 iRyota25 2016.07.11 4 1,811 0 東日本大震災から5年4カ月となる今日。平日にも関わらず多くの人が奇跡の一本松を訪れている。 下の写真で黄色い傘をさしているのは、栃木県からのお客さんを乗せてきた観光バスのバスガイドさん。巨大なベルトコンベアでかさ上げ工事を進めていたこと、その施設もすでに解体
WILDLIFE in TOHOKU「キツネの瞳に映るもの」 iRyota25 2017.01.12 3 1,798 0 峠道の頂上まで登り詰めると、道路の真ん中に1頭のキツネがいた。 タヌキと違ってキツネは用心深いから人の姿を見ればすぐに逃げるもの、と思っていたら、このキツネは車で近づいても一向に逃げる気配はなく、それどころか車窓に近づいてきてこちらをじっと見つめるのだった。
【さあ、これからだ】胡蝶蘭を賭けてグーチョキパー hometown_of 2017.05.02 3 1,366 0 4月27日にオープンしたアバッセたかたは花で溢れ返るようだった。生花だけじゃない。立派な胡蝶蘭の鉢植えも各店舗の前に何鉢も並んでいた。 オープン4日目の4月30日、スーパー「マイヤ」の店先にたくさんの人が集まっていた。まるで特売会場みたいな人だかり。いっせいに手が
【岩泉・台風10号被害】見たこともない謎の物体 hometown_of 2017.04.24 3 1,870 0 被災物が集積されていた場所から橋を渡って中里の集落に入って、ふたたび言葉を失った。橋を渡るとそこは広々とした土地。明らかに農地だった場所なのだが、荒涼たる不毛の平面。そして、その広がりの片隅に、見たこともない巨大な物体が目に入った。これは何なのか? 一体こ
【けんか七夕】山車の準備が進む iRyota25 2016.07.26 3 2,125 0 7月24日日曜日、陸前高田市気仙町。かさ上げ工事現場に囲まれるように立っている公民館には駐車場から溢れるほどのクルマが集まっていた。川を渡った対岸のけんか七夕会場にもたくさんのクルマが集まっていく。 今年のけんかの会場を見てみると、山車に掛けられていたブルーシ
6年目の卒園式 hometown_of 2017.03.29 3 1,212 0 神戸からのお客さんが言うのである。旅先では必ずスーパーマーケットに立ち寄ることにしていると。地元スーパーのマイヤを案内した後、イオンスーパーセンターにも行って産直コーナーの棚にリンゴがたくさん並んでいるのを見て回っていると顔見知りの人。 「緒川さん!」と声
気仙川の鮎漁解禁 iRyota25 2016.07.15 3 2,242 1 奇跡の一本松の側で太平洋に注ぐ気仙川は、鮎やヤマメ、イワナの宝庫として全国的に有名だ。7月1日の鮎漁解禁以来、連日多くのアングラーが集まっている。 全長47kmの気仙川は、河口から数キロ遡るだけで荒瀬や大岩が点在する中流域の様相を呈す。陸前高田市横田の川の駅には
【高校野球・岩手大会】高田高校、盛岡大付にコールド負け iRyota25 2016.07.24 3 2,577 0 7月21日、花巻球場で行われた準々決勝で、高田高校は盛岡大付属高校に5回コールド14対0で敗れた。 前日行われた金ケ崎高校との引き分け再試合では、堅実な攻撃でコールド勝ちをおさめた高田高校だが、盛岡大付の猛攻の前に今年の夏の戦いを終えた。この大会で高田高校は、勝敗
2016年から2017年へ。今年の成人式の日。この空を飛びゆく者たち iRyota25 2017.01.09 3 1,600 0 田舎の方の公民館に行くと、部屋の長押(壁の上の方に渡された横木)の上に、ずら〜っと額縁入りの写真や賞状が飾られていたりする。明治のころの初代村長以下歴代村長の写真だったり、官公庁から贈られた感謝状だったり、町民運動会で「右の成績をおさめましたので」との表彰
今日はツバメも低く飛ぶ hometown_of 2017.05.10 3 1,998 0 雨の前日にはツバメが低く飛ぶという。餌になる羽虫が湿気を帯びて重たくなって低く飛ぶから、それを狙ってツバメも低く飛ぶという話だが、5月10日は久しぶりの雨。 朝からの霧雨のせいで自身の羽根も重たくなったのか、今日は巣の近くで待機しているツバメの姿が多い。たまに
【さあ、これからだ】高校球児たちが咲かせる花 hometown_of 2017.05.04 3 1,670 0 写真を一目見て、「この子たち、野球部員じゃん」と思った方、あなたは鋭い! でも、彼らが何をしているのかまで分かる人はいないだろう。写真だけ見て分かっちゃう人がいたら、それはもう神と言うべきかも。 時間を少しだけ巻き戻そう。陸前高田に新しい複合商業施設アバッセ
【さあ、これからだ】折り紙のコマを回すチカラ hometown_of 2017.05.03 3 1,712 0 アバッセたかたのオープニングイベントで、子どもたちに折り紙とかクラフトとかをやってもらうお手伝いをすることになったんだ、としゃべっていると、朝のラジオ体操で知り合ったTさんが「じゃあ、折り紙のコマなんかいいんじゃない」 翌日のラジオ体操の後、さっそく作ってく
新しいまち。この時期に道の段差を埋めるのはなぜ? iRyota25 2017.03.09 3 6,158 0 日曜日なのに道路の舗装工事が行われていたのは、陸前高田の市道大町線。4月27日に中心市街地の第一弾のオープンを控えた、ちょうどその場所、距離にしてほんの10メートルほどのこと。 仮設の道。本設だけど仮設の道 そこは、これまで何度も仮設道路の付け替えが行われてきた
「あいをつなぐ」タピック45の広場でのキャンドルナイト hometown_of 2017.03.12 3 1,721 0 絆はいまも損なわれることなく、ここにある。 震災遺構として保存されることになっているタピック45(陸前高田市)に、キャンドルの灯がともされた。 巨大な防潮堤のすぐ近く。海風が強いこの場所で、夕暮れ前から多くの人たちが灯火の準備を行っていた。 話を聞いてみると、
春なんだどもなぁ iRyota25 2017.03.07 3 4,522 0 「みちのく見語り聞き語り百ばなし~1~」の第1話をアップしました。 みちのく見語り聞き語り百ばなし~1~ おらだちゃ東北の者には、春は特別なんだぁ 今年ゃ早くて、二月の半ばにゃタラの芽が出だとか バッケ(フキノトウ)をめっけだりして みんなが春めいた話、はじめてい
3月17日の予定変更【復興支援ツアー】 hometown_of 2017.03.30 3 1,202 0 JR女川駅前から海に向かう通り沿いの商店街には、雨の日も雪の日も多くの人が集まって来る。第二期工事で新規開店したお店も含め、かつて女川にあった有名店のほとんどすべてが駅前に集まっているかのようにも思えるほど。 しかし、震災後にオープンして、町の中心地でかさ上
商売で一番大切なのは「ひと」がいること iRyota25 2016.07.31 3 2,586 0 これは、とある仮設商店街での話。仮設としてオープンした後、町の再建のための工事で道路が通りにくくなるために、もう一度、仮設として移転してこの5月末に再オープンした仮設商店街で聞いた話。 そのお店、トレーラーハウスの商店の窓から外にはラジカセがぶら下げられてい
大きな勿来火力発電所と小さなわたし iRyota25 2017.02.18 3 3,100 0 渋滞しがちな国道6号線バイパスを、小浜漁港入口の交差点で南東方向に向かう。ファッションホテルや資材置き場があったり、途中で舗装道路がでこぼこ道になったり、本当に海の方へ出られるのかと不安に思いながらも、県道239号線を走っていくと、小さな集落の先の下り坂の向こ
東北の知恵「素晴らしき枝箒」 iRyota25 2017.02.24 3 2,873 0 雪が少なめだった今年の東北地方。「どこそこにタラの芽が出てるよ」とか、スーパーの鮮魚コーナーに「春告魚」として知られるメバルが1匹68円で並ぶようになったりとか、このまま春に突入かと思いきや—— とんでもないのです。 しっとりとした空気に淡い小雨が交じるような夜
長須賀つながりビーチ子ども海広場で安全祈願祭 iRyota25 2016.07.20 3 2,111 0 7月18日の海の日、南三陸町歌津の長須賀つながりビーチ子ども海広場で安全祈願祭が行われた。祈願祭前数日間のビーチクリーンですっかりきれいになった砂浜に、子どもたちの歓声と潮騒、そして導師を務めてくれた山伏の祝詞の声が響き渡った。 祈願祭までにはと、つながりビー
中心市街地のかさ上げと並行して進む山の造成地 iRyota25 2016.07.15 3 2,506 0 ここは陸前高田市の高台、鳴石地区。津波以前からあった住宅団地の山側の土地を切り開く造成工事が進められている。 造成が進む土地は市役所などとほぼ同じ高さ。8月から入居開始の予定になっている県営栃ヶ沢アパートの姿も見える。 岩手県最大規模の災害公営住宅オープンへ
輝(ひかり)あふれる場所 hometown_of 2017.03.12 3 1,776 0 陸前高田市内で最初に完成した復興住宅、市営住宅下和野団地では、第4回「高田に輝(ひかり)の花を咲かせよう」が開催された。 7階建ての公共住宅の南側、いずれかさ上げ工事で中心市街地とつながることになる場所に、手作りの光のページェントが繰り広げられた。 北側の駐車