【今週の一冊】幸福について_ショーペンハウアー

幸福についての思想が論理的に書かれています。

面白かったのが、他人のイメージにおいて自分がいかなるものかを求めることが人を不幸にするということ。

殺人で死刑に処せられた人が、野次馬にいかなる印象を与えることしか考えていなかった記事を例に上げて、これを本能に根ざした生来の本末転倒ぶりと言っており、この愚かさを認識する必要があるとのことでした。

人は本能的に他人からの評価が気になってしまうことを認識して脱却できれば、不幸から逃れることが出来るのかもしれません。

他人からの評価の奴隷にはなりたくないと思いました。