イェール大学の哲学教授シェリー・ケーガン氏が、「死」をテーマにした講義をまとめた本です。
宗教的な視点ではなく、論理的に死を紐解いていきます。
宗教に頼らずに死を語るというのは非常に面白いです。
説明がつかないことを宗教のせいにせずに、事象を一つづつ考えていく。
そして別の場合の事象と紐付けて新たな考えが出てくる。
自分が当たり前だと暗黙で思っていたことすら、疑問にして紐解く。
この本を読むと、思考するというのはどういうことかというのが少しだけわかるような気がします。
哲学の専門知識がなくても十分面白いのですが、いかんせんページ数が多いです。
縮約ではなく次回は完全版を読んでみたいです。