ロジカルシンキングだけじゃない
物事を筋道を立てて考えていくロジカルシンキングに対して、解決策を導くために順番や過程にこだわたない考え方がラテラルシンキング。
ラテラルシンキングには唯一の正解はなく視点を広げる思考法です。
例えば13個のオレンジを3人に分けるにはどうしたらよいか。
1.4個ずつ分けて1個を3等分
2.秤を使って同じ重量ずつ分配
上記2つは「公平に分ける」という目的に向かって、論理的に掘り下げたの発想です。
しかし、「現物を分ける」「その場で分ける」という前提を取り払うことで更あるアイデアが生まれます。
3.ジュースにして分ける
4.余ったオレンジの種を植えて、たくさんオレンジが実ってから同数ずつ分ける
常識や前提から自由になることで、思いがけないアイデアが生まれるということが
さまざまな実例からよくわかります。
この本ではロジカルシンキングを否定しているのではなく、両方が必要な思考だということを踏まえつつ、視点を広げることで「ずるい」と悔しくなってしまうような解決策が生み出せるということが書かれています。