脳内の一次方程式に納得
脳の面から情報を出入力することについて、「y=ax」という一次方程式で説明されていた。もう数式「y=ax」を見ただけで吐き気を覚えたけれど、解説すると下記になるようだ。
------------------------------------------------------------------------------------入力をx、出力をyとする。
aという係数は現実の重みとする。
通常は情報(入力)があると、人間は反応(出力)をする。
何らかの反応をするということは、aはゼロではないのだけれど、人によって限りなくゼロに近かかったり、特殊なケースで「a=ゼロ」「a=無限大」になる。
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もうさっぱり分からないのだけれど、具体的な例としては、出産ビデオを見た時の男女の反応の違いを聞くと、なるほどと思える。
女子は新しい発見が沢山あったという反応なのに対して、男子は授業で知っているという答えなのだそう。男子にとって出産は現実の話ではなかったので、現実の重み(a)が限りなくゼロに近いのに対して、女子はいずれ自分も体験するであろう話なので、現実の重み(a)の数値が大きくなる。入力(x)は同じでも、現実の重み(a)が違うと出力(y)も違うということになる。
2つ目の例としては、親の説教を聞かない子供。
怒られて反省している子供の脳内では、説教(a)=ゼロだから、いくら入力(説教)しても行動に影響せず、親が怒っているというだけの入力になっているのだそう。子供にとっての現実は怒っているということだけだから、何度も同じことを繰り返したり、怒られて逃げたりする。
行動に影響しないのは、その人にとってa=ゼロだからだけではないとも思う。やりたいけど行動できない人だっているわけだし。けれど、同じ情報に対して出力が人によって異なる理由について、脳の面から一次方程式を使った説明は面白いと思った。