伊豆の丘陵地帯の牧場に東北は石巻からのカウガールが登場!
牛タンつくねの販売を担当している2人の女子、実は土日利用で石巻からやってきた小学生。右の女の子は石巻市立山下小学校の5年生。左の女の子は、石巻市立湊小学校の5年生。2人とも「石巻日日こども新聞」の記者さんなのです!
伊豆といえば牛、そんなイメージがあるかどうか分かりませんが、丹那牛乳というブランドなら知ってる人もいるかも。
おいしい丹那牛乳のふるさと、丹那盆地にある「酪農王国オラッチェ」で、3月13日の日曜日、東北を応援するイベントが開催され、たくさんの人たちで賑わいました。
今年で5回目、つまり震災1年後からずっと続けられてきたこのイベントは「被災していない僕たちが頑張る!」
伊豆地域と静岡県東部地域の若手経営者らが中心となって続けてきたイベントです。文字通り酪農王国であるオラッチェの料理やアトラクションに加え、地域のレストランやアトラクションが大挙してブースを出店。ホントのことを言いますと、伊豆・静岡県東部地方で話題のお店、有名なレストラン(つまり、けっこうお高いお店)がテント販売するフードはそうとうレベルが高い。そのうえお値段は100円から〜みたいな乗り。なので、無料送迎バスが出るほどの人気イベントなのであります。もちろんチャリティイベントですから、初回から収益の40%以上は東北の被災地、石巻日々こども新聞さんに寄付されてきたそうです。(今年からは女川復幸際にも)
午前中は肌寒かったので、屋内はぎゅうぎゅう詰め。
たいやきではありません。たいnoつぶやき。アート体験のワークショップ。とってもユニーク&フレンドリーなごてんばアート・クラフトフェアさんの出店。
寒い冬場は何してるの? なんて言わないで。伊豆のリバーカヤックといえば「カヤックタパ」。冬のタパさんは焼き芋を焼いています。
もちろん、焼き芋屋さんをやってるということではなく、カヤックタパ自然学校の活動の一環として、このイベントにも登場!
石巻日日こども新聞の記者さんたちが、寒い中売り子さんを続けているのはちょっと気の毒だなあと思ってたら、カメラとメモを持って、このイベントのブースをまわる取材活動に出てかれておりました。
伊豆のイベントを取材した記事は6月11日発行の石巻日日こども新聞に掲載される予定とか。楽しみですね。
※ 石巻から来た2人の記者さんが在籍する山下小、湊小とも校区の広い範囲が大きな被害を受けた場所。そしてお2人が5年生だということは、震災の年の4月に入学されたということ。本来の校舎が使えず、離れた場所での生活も体験された人たちです。
ちなみにイベント会場となった伊豆半島の丹那盆地は、80数年前、東海道線のトンネル工事の影響で水が枯れ、水田ができなくなった困難を乗り越えて、酪農地帯として復活を果たした土地。トンネル掘削中には北伊豆地震(1930年)が起きて、トンネルそのものまでズレてしまったりもした場所。日本中どこでもそうですが、大きな災害から何とかして立ち直った場所のひとつ。石巻日日こども新聞の記者さんたち、そして彼女たちの記事を読む石巻・女川・東松島のみなさんに、応援する気持ちが伝わりますように!